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土曜日は観戦にはちょうど良い気温と日差しのなか、秩父宮ラグビー場のメインスタンドにいた。きょうは解説がなかったので、ラグビー仲間とほのぼの観戦だった。もちろん、取材はしなければいけないので、メモをとり、会見にも出ていたわけだけど。
第1試合のクボタスピアーズとコカ・コーラウエストレッドスパークスは、クボタのSOドゥラームがキックを巧みに使いながらゲームをコントロールし、PGで先制、4分にはCTB渡海谷が、ドゥラームのインゴールへのキックに走り込んでトライ。以降、一度もリードを許すことなく勝利した。コカ・コーラはSO淵上、LOアンドリュースなど主軸に負傷者が多く、若い選手がいまひとつ力を発揮できていない。山口キャプテンは、「セットプレーのミスが敗因ではありますが、それは春からの課題でもあり、修正して次節の九州ダービーは絶対に勝ちたい」と前を向いた。
クボタの記者会見は、佐野順ヘッドコーチからのお詫びで始まった。「ラグビーファンのみなさんの期待を裏切ったことを、深くお詫び申し上げます」。前節の試合で吉田選手がラフプレーでレッドカードを受け、9週間の出場停止になったことを受けてのもの。これにともなって、社内の処分として山神監督も12月14日まで謹慎となり、その間、佐野ヘッドコーチが指揮を執ることになった。鈴木キャプテンは次のようにコメント。「前節までのことを反省し、自分たちのプレーをひたむきにやろうと話しました。それをやり切れたことは良かったです」。
ラフプレーは、反則だからダメということだけではなく、見ている人を不快にさせるし、子供達の夢をも奪うものだと思う。なにより本当に勝利を求めるなら、そんなことをしている暇はないはずだ。ラグビーは激しいスポーツだからこそ、自らを律して戦わなければいけない。選手自身がそこに気付いていかなければ。
それにしても、クボタのSOドゥラームのハイパントは、捕りにくそうな回転だったなぁ。
第2試合の東芝ブレイブルーパス対NECグリーンロケッツは、予想通り、激しいぶつかりあいで緊張感ある試合になった。NECは、SO安藤が難しい位置のPGを2本決めて、前半を6-0とリードする。しかし、東芝の廣瀬キャプテンが「前半のNECは我々の攻撃をぎりぎりで止めているような気がした。一つ穴ができれば4トライ以上とれるのではと思った」と語った通り、後半の立ち上がり、東芝がLO大野のトライと、ヒルのコンバージョンで逆転すると、一気にペースをつかんだ。途中、やや攻めあぐんだが、最後は、後半28分に投入されたWTBロアマヌが、ボーナス点獲得を決める4トライ目をあげた。これで東芝は、5試合連続で5トライ以上をあげる「25点満点」。首位をがっちりキープした。
東芝の瀬川監督は、「東芝のラグビーに自信を持てた試合でした。毎試合4トライ以上をあげる攻めるラグビーが目標です。その結果、順位がついてくればいい」と、首位でいることについては多くは語らなかった。でも、難敵NECを破ったことで安堵の笑顔を見せていた。瀬川監督は顔に気持が出やすい人なのだ。一方、NECの細谷監督は、「東芝に勝たなければ、トップ4には残ることが難しくなる。そういう危機感を持って臨みました。しかし、後半足が止まったところもあり、完敗だったと思います」と厳しい表情だった。
ただ、外から見ていた者としては、スクラムでもNECが圧力をかけているシーンはあったし、うまくゲームを運べばもっといい勝負が出来るように見えた。もったいない戦いぶりに見えて仕方なかった。盛岡では、三洋電機が8トライの猛攻でサニックスを下している。これまでトライの少なかったトライ王・北川智規は、3トライの荒稼ぎ。
◎トップリーグ第5節結果(18日)
クボタスピアーズ○34-17●コカ・コーラウエストレッドスパークス(前半5-10)
東芝ブレイブルーパス○26-9●NECグリーンロケッツ(前半0-6)
三洋電機ワイルドナイツ○61-7●福岡サニックスブルース(前23-7)
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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