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ラグビー コラム 2008年10月2日

トンプソン選手&愛好日記クマ

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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木曜日は、早朝から大阪へ。快晴の近鉄花園ラグビー場で、近鉄ライナーズのルーク・トンプソン選手にインタビューした。ラグビーマガジン12月号(10月25日発売)「解体心書」に掲載するもの。トンプソン選手の右に写っているのは、ライナーズで通訳を務めるジョー・ラッシュさんだ。NZのパーマストンノース出身。日本語を勉強して4年くらいだというが、めちゃくちゃ勘がよくて、ニュアンスを正確に伝えてくれるので助かった。

K1

トンプソン選手は昨年のワールドカップで日本代表としても大活躍し、今季は近鉄ライナーズのキャプテンを務める。派手なプレーより、地道に仕事し続ける選手を目指しているだけあって、試合を見ていると感動するほどよく動く。NZ南島のクライストチャーチの北にある小さな町で生まれ育った。子供の頃の憧れの選手は、クルセイダーズのトッド・ブラッカダー。抜群のリーダーシップが語り継がれる名選手である。彼に憧れると聞くだけで、トンプソン選手が目指すものが見えてくるようだ。

トンプソン選手は、カンタベリーで14歳以下代表から、U16、U17、U18、U19、U21と各年代で州代表になっているのだが、同期にリッチー・マコウ、アーロン・メイジャーなど後のオールブラックスが並んでいる。名前を聞くたびにため息の連続だった。

今年の4月にNZ人の女性と結婚した。いまは日本での暮らしを楽しみ、できるだけ長く日本でプレーしたいという。ご両親も日本代表入りをとても喜んでくれているらしい。実家は農場で、妹さんはネットボールのNZ代表として活躍しているようだ。いろいろいい話が聞けたので、それはまたラグマガに書きたい。

K2

近鉄花園ラグビー場のバックスタンドには、ラグビー運営部の事務室、ウエイトレーニングルーム、ミーティングルーム、メディカルルームなどがある。写真は、ミーティングルームに飾られている日本選手権優勝の盾など。トンプソン選手には、ここで取材したあと、メインゲートから東花園駅のほうに歩き、突き当たりを左に折れたところにある行きつけのお店に。QUEEN'S COURT に行くと、侍バツベイ選手らがたくさんでランチを食べていた。近鉄の選手がいつも利用しているみたいだ。トンプソン選手は、「唐揚げピラフ、卵のせ」を注文していた。もちろん、大盛りである。僕は普通サイズ食べました。夕方6時くらいまでやっているので、観戦帰りにお茶を飲みに来るファンの人も多いのだとか。みなさんも一度寄ってみてはどうだろう。

広報の木村さん、いろいろお世話になりました。ありがとうございました。

◎お知らせ
愛好日記クマくんが、Jsportsのオンラインショップから発売になりました。愛好日記2トークライブ集の表紙に使われたのと同じデザインです。表紙を見た読者のみなさんから好評で、オンラインショップの店長も気に入ってくれたので商品化することになったものです。100個限定で、足の裏にシリアルナンバーが入っています。身長は30センチくらいで意外に大きいです。一つ一つ手作り。店長ブログによると、「中の詰め物によって、お届け時の顔が多少変わるのもご愛嬌。きゅっ、きゅっと顔をもんでいただくと、表情が少し変わります」とのこと。僕もさっそく一体手に入れ、支えなしに慎重に立たせたりして遊んでます。なんか人間っぽいです、こいつ。下の写真をクリックしていただくと、申し込み画面に行けます。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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