人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

ラグビー コラム 2008年5月27日

ジャパン合宿

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
  • Line

Ruck

火曜日は朝から千葉の日本エアロビクスセンターに行ってきた。日本代表のトレーニングを見てきたのだが、実戦的なアタック&ディフェンスも多く、これから始まるクラシックオールブラックス戦。パシフィックネーションズカップ(PNC)に向けて、緊張感を高めているように感じた。この写真は、低いラックを意識するもの。ラックにおける攻守の精度アップ、ディフェンスの整備もこの合宿では課題になっているようだ。

WTB遠藤幸佑、CTB平浩二ら怪我をしていた選手達も元気に走り回っており、吉田大樹、大野均、ライアン・ニコラス、中山義孝らの別メニュー組も、まもなく復帰できそう。層も分厚くなってきた。ルーク・トンプソンは、諸事情あって29日からの合流。明日(28日)の午後は、NECグリーンロケッツがやってきて合同練習。スクラムを組むなどするようだ。

試合後、メンバーズクラブ会報誌の取材で、アシスタントコーチのグラント・ドゥーリー氏、小野澤宏時選手、田中史朗選手のインタビューをした。ドゥーリーコーチには初めてインタビューしたのだが、オーストラリアで生まれて、中高一貫教育の学校で13人制のラグビーリーグと出会い、そのプロとしてイングランド、フランスなどでプレーしたのち、ユニオンラグビー(15人制)のブルゴワンというフランスのチームで本格的にコーチ業を始めたという。専門はディフェンスコーチである。グラウンドでは、「行きましょう!」、「上げて上げて!」と日本語でエネルギッシュに声をかけ続ける。ニックネームは、「ぐらんた」。

Hirofumi

小野澤選手によると、最初のエアロビでの合宿にとき、田中選手と同部屋だったらしい。「この年になって、新しい選手と同じ部屋になるとはね。今回も同じかと思ったら、なんと僕だけ3人部屋なんですよ。JKは、僕を新人と間違ってるんじゃないかなぁ」
小野澤選手は、先日の香港戦で、テストマッチのトライ数を30とした。パワーもスピードも年々レベルアップしているようで、「相手の近くでステップを踏めるようになった」と語り、理想の抜き方などについて話してくれた。

田中選手は、ひげをたくわえていた。「これ剃ると、子供なんで」。日本代表になってから、三洋電機では、「さすがジャパンは違うなぁ」などなど、かなりいじられたらしく、「ほんまに泣きそうになりました」とのこと。あまりに落ち込んでいるので榎本キャプテンから慰めのメールが来たほどだったとか。まだまだ日本代表のラグビーに戸惑いがあるようだが、持ち前のテンポの速いパス回しで、代表定着を狙う。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ