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ラグビー コラム 2008年5月19日

トップリーグ開幕情報

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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月曜日の午後1時、日本ラグビー協会ジャパンクラブにて、トップリーグ2008-2009シーズンスケジュール発表の記者会見が開催された。

開幕戦は、9月5日金曜日、秩父宮ラグビー場でのナイターで、昨年度優勝のサントリーサンゴリアスと準優勝の三洋電機ワイルドナイツがぶつかり合う。6日には、トヨタ自動車ヴェルブリッツ対東芝ブレイブルーパス(瑞穂)、神戸製鋼コベルコスティーラーズ対NECグリーンロケッツ(大阪長居)など好カードも組まれている。14チームの総当たり戦は、2009年1月18日まで行われ、プレーオフは、2月1日(準決勝)、8日(決勝)。7人制ワールドカップ・アジア予選の行われる9月下旬から10月初旬、11月の日本代表活動期間中は休止される。

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会見には、サントリーの清宮克幸監督、山下大悟キャプテン、三洋電機の飯島均監督、三宅敬バイスキャプテン(榎本キャプテンは怪我の治療中で欠席)が揃い、抱負などを述べた。

清宮克幸監督=「タイトルは獲りましたが、気持ちはチャレンジャー。日本選手権で負けた借りを返すチャンスをもらったと思っています。今季は、外国人選手の3人枠や、試験的ルール(ELV)導入などでラグビーが大きく変わります。これほど変わるのか、と驚かれるくらいのサンゴリアスを作って、チャレンジしたいと思います」

飯島均監督=「清宮監督にすれば、宮本監督に逃げられたような感じがあると思いますが、今度は私が監督としてしっかり準備をして勝つ試合をしたいと思います。チャレンジャーは私たちのほうです」

山下大悟選手=「ルールが変わるのと同じように、選手一人一人が変わらなければいけない。いい準備をして必ず勝つ試合をします。ただの一試合ではなく、初戦にすべてをかける気持ちで戦います」

三宅敬選手=「開幕カードに選ばれて光栄です。トニー・ブラウンは、スーパー14に参加して新しいルールも経験しています。その強みを出していきたい。昨年は総当たり戦では13連勝しながら、最後に負けて悔しい思いをしました。今年は必ず優勝するよう頑張りたいです」

スクラムのオフサイドラインが5m下がる試験的ルールについて、報道陣から質問が出たが、清宮監督は「5mのアドバンテージは、トップリーグで一番強いスクラムと自負している我々には大きな改正です。スクラムを支配してうまく生かしたい」とコメント。これに対し、飯島監督は、「サントリーに勝つスクラムを練習します。安定したスクラムからのサイドアタックなど今研究中です」と返した。

モールを引き倒していいルール改正など、まだ解釈の詳細が明らかでないものについては、今月中に、オーストラリアのジョージ・エイユーレフリーを招いて、トップリーグ関係者で確認作業など行う予定だという。

今季は総当たり戦全91試合が、71会場(過去最多)を使って行われる。稲垣純一COOによれば、観客動員力アップのため、チーム活動拠点での試合とナイトゲームを増やし、昨季の年間観客動員数約31万人を上回る40万人を目指すという。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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