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火曜日は三洋電機ワイルドナイツのグラウンドに行ってきた。太田に行くのは今月だけで3度目だ。今回は車で行ったのだが、心配した雪は降らなかった。それでも寒かった〜。

取材したのは、この3選手である。まずは、写真中央の田邉淳選手。堅実なプレーでワイルドナイツのバックスリーに安定感をもたらしている。高校、大学とニュージーランドに留学していたこともあって、彼の競技歴などはあまり報道されていない。今回は、次号のラグビーマガジンの「解体心書」の取材だったので、留学、そして帰国に至るまでの経緯など詳しく聞いた。田邉選手は奈良の出身だが、3歳から大阪の茨木ラグビースクールにお父さんの車で通っていたそうだ。先輩には、廣瀬佳司選手(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)がいたスクールである。高校は、いったん報徳学園に入学後、NZクライストチャーチのシャーリーボーイズ高校に留学、結局そこから9年間をNZで過ごすことになる。5年前、クラブでプレーしているときに三洋電機から声がかかったのだが、そのあたりの経緯など詳しいことはラグマガに書きますね。お楽しみに。29歳ということもあるのだが、話しぶりも落ち着いていた。
ワイルドナイツの両WTB三宅敬選手と北川智規選手には、日本協会のメンバーズクラブ会報誌に掲載されるインタビューだった。トップリーグ12節を終了して、ワイルドナイツはリーグ1位の77トライをあげているが、この2人で17トライである。ただし、昨年は北川選手一人で19トライをあげたから、WTBのトライが少し減っている。三宅選手は、「去年はとにかくトモキにボールを回そうという感じでしたけど、今年は一人一人が勝負するようになってますね」と説明。北川選手も、「去年だったらパスをもらえたところで、その前の選手がトライしてしまうことが多いです」と言っていた。HO山本貢選手がチーム2位の8トライをあげるなど、ポジションに関係なくバランスよくスコアできているのも三洋の強さということなのだろう。
トライ王争いでは、現在、12トライで北川選手とサントリーサンゴリアスの小野澤選手が1位に並んでいる。得点ランキングは、大西将太郎選手(ヤマハ発動機ジュビロ)=133点、トニー・ブラウン選手(三洋電機ワイルドナイツ)=128点、吉田大樹選手(東芝ブレイブルーパス)=124点ということで、個人賞争いも、最終節にもつれこんでいる。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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