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23日は、江戸川区陸上競技場にいた。第20回の女子ラグビー交流会に参加するためだ。参加者は全国のクラブから約200名(個人参加もあり)。朝9時半から午後4時半まで次々に試合が行われた。みんな楽しそうなのがいい。僕は、2002年女子ラグビーW杯で日本代表の監督を務めた萩本光威さんと午後12時40分からのトークショーに出演した。その前に見事な和太鼓の演奏があり、アンコールもありの盛り上がり。めちゃくちゃ出にくかった〜。
話はトップリーグの見どころや、フランスW杯の ことなど多岐にわたった。1997年から女子ラグビーに関わる萩本さんによれば、この10年で日本の女子選手もパスやキックなどの技術がかなり向上したという。世界ベスト8への可能性にも言及され、男子とどっちが先かの競争になりそうだ。ちなみに女子のW杯も4年ごとに行われており、次回は、2010年。日本はその前年にアジア予選を突破しなければいけない。
質問コーナーでは、「ラグビーにずっと関わっていくにはどうすれば?」という趣旨の質問があった。僕はだらだらとラグビーが好きな理由を話してしまったのだけど、萩本さんが「ラグビーが好きという気持ちを大切していれば」と答えてくれた。方法論を細かく言えばキリがないけど、心の面ではそういうことだと思う。
交流大会を始めた人たちも、最初は、とにかく試合がしたかったし、プレーしたかったんだと思う。仲間を増やしたかった。こんなに楽しいスポーツをみんなに知ってほしかった。その積み重ねが20回なのだろう。もちろん、連盟を立ち上げ、日本ラグビー協会に正式に認められるまでには並々ならぬ苦労があったはず。そんなことも好きだから出来たんだと思う。
交流大会を立ち上げた人たちも元気にプレーをしているのを見て嬉しくなった。16年前に会った女子選手にも再会した。その人は節目の大会ということで12年ぶりに楕円球を追いかけたのだという。「楽しかった〜」と何度も言った。僕自身も初心にかえることができた。いい日だった。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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