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月曜日は、日本代表のワールドカップ(W杯)メンバー36名が発表になった。W杯本大会に登録できるのは30名なのだが、6名はバックアップメンバーとして帯同する予定。30名の選手が負傷などの理由でプレーができなくなった場合は、入替が可能。30名の絞り込みは、8月10日の壮行試合後になるが、登録締め切りの8月14日まで決定が伸びる可能性もある。
また、日本テレビが全国ネットで日本の一次リーグ4試合と、準々決勝1試合、準決勝1試合、決勝の計7試合、そして「ワールドカップハイライト」を、8回に分けて放送することも発表された。日本の試合はオーストラリア戦が同日録画放送になるが、あとの3戦は、生放送に近い形になる。「近い」というのは放送枠の関係で開始が数分ずれるため。JSPORTSは、全48試合を生中継する。
会見の席上、ジョン・カーワンHCは「非常に難しい判断だった」など選考について前置きした後で、一気に36名を読み上げた。メンバーは以下の通り。「我々が目指すジャパニーズ・スタイルに合う選手、そしてW杯のスケジュール上、2チーム編成することが必要のため、それにフィットする選手」と、カーワンHCはこの2点でメンバー選考を説明した。基本的には、現ジャパンの戦術が浸透しているパシフィックネーションズカップ(PNC)のメンバーが軸になっているが、ATQから推薦のあった猪瀬、杉浦、金という若手も将来を見据えて選出された。PNC以外のメンバーも入ったが、侍バツベイについては、「ボールキャリアーとしての突破力が図抜けている」ことで選び、オトは「フィジカル面の強さが特徴であり、インサイドCTBとして起用を考えている」と説明した。
また、怪我からの復活を目指す大畑、オライリー、アレジもメンバー入り。大畑、オライリーについては、壮行試合に出場できる見込み。アレジに関しては壮行試合のプレーも難しそうだが、太田GMは、「カナダ戦にでも間に合うならばという思いはある」と語り、卓越した実力から最後まで可能性に賭けてリハビリを続けることになった。
◎ワールドカップ2007 日本代表メンバー
PR:山村亮、山本正人、相馬朋和、西浦達吉、杉浦敬宏、猪瀬佑太
HO:松原裕司、山本貢、猪口拓
LO:大野均、熊谷皇紀、ルアタンギ・侍バツベイ、ルーク・トンプソン
FL/NO.8:箕内拓郎、渡邉泰憲、木曽一、ハレ・マキリ、フィリップ・オライリー、佐々木隆道、グレン・マーシュ
SH:矢富勇毅、吉田朋生、金喆元
SO:安藤栄次、小野晃征、ジェームス・アレジ
CTB:大西将太郎、ナタニエラ・オト、今村雄太、平浩二
CTB/FB:ブライス・ロビンス
CTB/WTB:大畑大介
WTB:小野澤宏時、遠藤幸佑、クリスチャン・ロアマヌ
FB:有賀剛
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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