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ラグビー コラム 2007年7月4日

グレーガンとラーカム

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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きょうはいろいろと私用で都内をうろうろしていた。今週末はトライネイションズのオーストラリア代表ワラビーズ対南アフリカ代表スプリングボクスの試合がシドニーで行われるのだが、ちょこっとオーストラリア協会のホームページを見たら、先発予定メンバーが出ていた。

NO8パルーなど数名の負傷者。加えてWTBトゥキリがチームの規律違反で2試合の出場停止と、数名のメンバーは変わるけど、SHグレーガン、SOラーカムのコンビは出場。そして、彼らコンビがワラビーズとしてホームでプレーする最後になる。ジョージ・グレーガンは、なんと133キャップ目の試合になるのだが、スティーブン・ラーカムも、記念すべき100キャップ目。100キャップを超えるのは、デヴィッド・キャンピージ(101)、グレーガンに次いで、同国3人目とのこと。

彼ら2人は、1999年のワールドカップの中心選手として世界制覇に貢献したわけだが、ラーカムの柔らかいプレーは見事だった。僕は、彼の良さは、ディフェンスに対してぎりぎりまで接近してプレーできるところだと思う。ギリギリまで接近できる上に、方向転換が上手なので、ディフェンダーをあっさりかわすこともできるし、味方をフリーにするパスもできる。だからこそ、パスした後にしたたかにタックルされてボロボロになることが多い。でも、それが彼のいいところ。今週末も、そんなプレーが見たい。

7月7日は、ワラビーズファンの人たちにとって、特別な夜になる。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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