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ラグビー コラム 2007年6月26日

徹夜明け

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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月曜日は朝から、ジョン・カーワンヘッドコーチのインタビューがあったり、編集の仕事で印刷所にこもったりと、バタバタ動いていた。夜に急ぎの原稿書きがあって、久しぶりにほぼ徹夜した。短い原稿だったけど、なんだか書き進めず。それにしても夜中は時間が経つのが早い。そんなわけで、火曜日の朝になって日記を書いている。ラグマガの編集部にいた頃は、しょっちゅう徹夜して、「朝までのコース」に慣れていたんだけどなぁ。

みなさん、たくさんのコメントありがとうございます。そういえば、ジュニア・オールブラックスが試合前のハカをしなかった件だが、前の週のオーストラリアA戦でもハカはやっていないので、日本での特別な行動ではなかった。試合後の会見で、コリン・クーパー監督は、ジュニアは「オールブラックスの下のチームなので」という説明をしたようだ。マオリ・オールブラックスや7人制代表、U21の代表などもハカをするが、それは正代表だからという解釈ができる。サモアやフィジーに対しては、相手もウォークライをするので、その礼儀として、ということも考えられるので、このあたりのことは、また分かったら書きたいと思う。

他に書くことがたくさんあって書けなかったのだけど、土曜日に行われたトライネイションズ第2戦の、南アフリカ代表スプリングボクス対ニュージーランド代表オールブラックスの試合は凄まじかった。南アフリカの当たりも激しいが、それをかいくぐって、後半スピードで翻弄していくオールブラックスの強さには恐れ入る。

オールブラックスのボールを動かすスピードには、あのスプリングボクスですら、最後には足がついていかなくなった。ジュニア・オールブラックスの個人技に日本代表も後半ついていけなくなったが、疲れた身体にスピードの緩急をつけた攻撃は効果的。日本も逆にそこを突き詰めるべきだと感じた。

そのオールブラックスの元NO8で来日経験もあるウェイン・シェルフォードさんが、リンパ系のガンの治療中とのこと。伝説の選手だけにNZでも大きく報道されているようだ。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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