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16日朝のブリストルは快晴です。午後の取材の前にホテルの周辺を散策した。最初の写真は、町の中心であるセンタープロムナード。こんな感じで花がたくさん植えてあった。花屋さんがいくつかあったから値段を見たら、日本と同じくらいだった。


ここブリストルはエイヴォン川の河口に位置し、かつてはヨーロッパ中の船が集まる貿易港だったとか。

ホテルの近くに、聖メアリー・レッドクリフ教会があった。「イギリスで最も美しく、有名な教区教会」とのことで、とりあえず見に行った。1115年以来、キリスト教徒の祈りと礼拝の場所となっていると、案内書に書いてあった。中世のステンドクラスが美しく、しばし見とれた。


約1時間くらい歩いたのだけど、上着も不要なくらい暖かく、気持ちがよかった。

午後は、カーディフに下見に行く予定。明日の試合だが、イングランドは、ベテランCTBマイク・キャットが先週に続いてキャプテン。しかし、負傷者が多いこともあり、ブラインドサイドFLで初キャップとなるジェームス・ハスケル(21歳)が先発するほか、SOフラッド(21歳)、CTBテイト(21歳)など若い選手が多くなっている。ウエールズも、SOスティーブン・ジョーンズの怪我により、先週はCTBで出場した21歳のフックがSOに入る。
パリにいる平林泰三レフリーからメールが送られてきた。平林さんは、フランス対スコットランドのタッチジャッジを務める。前週のイタリア対ウエールズの試合では、レフリーからは見えにくいパンチや、ノーボールタックルっぽいものがあって、タッチジャッジを務めた平林さんも難しい判定の場面に出くわした。パンチを振るったイタリアのFLベルガマスコは、試合後の裁定で4週間の出場停止となった。ただし、「IRBも6つのカメラビューとこま送りを使って裁定をしたので、レフリーとタッチジャッジを批判する事はない、との事でした」とのこと。また後半、ウエールズの選手がトライ寸前まで迫ったときに、サポートの選手にノーボールタックルがあったのでは?とされたシーンについては、「タッチが際どかったから、そちらに集中していました。多分ノーボールタックルだと思いましたが、勘ではflag出来ません」と、レフリーコールに従ったということだった。
シックスネイションズ最終週、平林さんと僕らと、どちらが優勝に立ち会うことになるかな。実は、アイルランド優勝の可能性も高いから、両方立ち会えないかも。いずれにしても、楽しみな週末である。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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