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ラグビー コラム 2007年3月13日

面白いシックスネイションズ

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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ただいま火曜日の夜。きょうの昼間は家にこもっていた。夕方、歯医者に行くために外に出てあまりの寒さに驚いた。東京は、今夜と明日の朝は冷え込むらしい。

シックスネイションズは、最終節を前に優勝争いが混沌としている。先週末の試合も僅差ばかりで面白かった。イングランドがホームで意地を見せたことで、イングランド、フランス、アイルランドの3チームが3勝1敗となり、最終節で勝利チームが複数になれば、得失点差の勝負ということになる。フランス対スコットランド、アイルランド対イタリア、イングランド対ウエールズと別々に戦うのもいいな。今年のシックスネイションズは伝統や誇りを感じる緊迫した試合が多くて面白い。それにしても35歳でイングランド代表復帰した、マイク・キャット、衰えないなぁ。イングランドは、IRBの世界ランキングで、先週までアルゼンチンの下の7位になっていたのだけど、これで逆転。再び、5位のアイルランドに続いて6位に浮上した。

きのうは、ヤマハ発動機ジュビロとワールドファイティングブルの引退選手、新体制など書いたが、日本IBMビッグブルーの新ヘッドコーチに安藤裕樹さんが就任することが発表された。現役を引退しての就任。明大、IBMとフランカーで活躍した選手だ。FW強化で上位進出を目指す。これで、来季のトップリーグの監督・ヘッドコーチがすべて決まったが、自分が歳をとったからか、30代が多くて若い印象がある。それだけ激務だということなのかな?

◎愛好的観劇日記【グッドラック、ハリウッド】観ました。新宿南口紀伊國屋サザンシアターにて。作=リー・カルチェイム、翻訳=小田島恒志、演出=山田和也、出演=長塚京三、久世星佳、筒井道隆。パンフレットには、こうある。「時 1988年―― 一俳優が大統領だった時代。」開演前にこの一行を読んでイメージがめちゃくちゃ膨らんだ。ハリウッド黄金期を代表する脚本家兼映画監督のボビー(長塚京三)と、売り出し中の脚本家デニス(筒井道隆)、そして、ボビーを温かく見守る秘書のメアリー(久世星佳)の三人芝居。名匠だけど、妥協を許さないがゆえに、今は仕事に恵まれないボビーを長塚さんが切なく演じていた。おしゃれな芝居だった。物語が見ている人にわかりやすく結ばれていく芝居、僕は好きである。長塚さん、また見たくなった。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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