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ラグビー コラム 2007年1月17日

マイクロソフトカップ記者会見

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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またしてもココログのメンテナンス時間を忘れていた。最近、「毎朝、見てますよ」という声をよくかけていただく。素直に嬉しいし、できるだけ連日更新できるように書いていきますね。

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16日は、トップリーグのプレーオフトーナメント「マイクロソフトカップ」出場4監督による記者会見があった。出席したのは、東芝ブレイブルーパスの薫田真広監督、サントリーサンゴリアスの清宮克幸監督、ヤマハ発動機ジュビロの堀川隆延監督、トヨタ自動車ヴェルブリッツの朽木英次監督。1月28日のセミファイナルは、東芝対トヨタ自動車(秩父宮)、サントリー対ヤマハ発動機(花園)の対戦になる。会見からさっそく微妙にプレッシャーをかけあう様子が面白かったのだが、第一声は以下のような感じだった。

薫田監督「ディフェンディング・チャンピオンのプライドを保ちつつ、チャレンジする気持ちを忘れずに戦っていきたい」

朽木監督「ぎりぎり4位に滑ることができた。東芝に救ってもらった形だが、その東芝と戦うことになった。これからの2週間、チャレンジスピリットを他のチームより多く持てるような時間を過ごしたい」

清宮監督「ヤマハの3位は望むところ。リーグ戦で敗北を喫し、ぜひリベンジしたかった。一番倒したいのは東芝。負けたチームに勝ってマイクロソフトカップをいただきたい」

堀川監督「チームの目標である日本一へ、スタートラインに立てて嬉しい。リーグではやりたいラグビーをやって結果を出したわけではない。グラウンドの幅をいっぱいに使ったボールを動かすラグビーにフォーカスして挑んでいきたい」

記者会見のあと、午後7時からは、青島健太さん司会による「ぴあトークバトル」が行われた。この様子は、ダイジェスト版でJSPORTSでの放映される予定。ここでも舌戦はあったのだけど、やはり、それぞれ負傷者の情報や戦い方については、言葉を濁していた。盛り上げ役の清宮監督は強気の言葉でガンガン攻めた。清宮監督が薫田監督に「モール、本当はやめたいんでしょう? そんなことしなくても点を取れるじゃないですか。12人入るのはやめましょうよ」と突っ込むと、薫田監督も「モールは肩の位置が10㎝高いか低いかで押せるかどうか決まるもの。だからこそ小さい選手でも押せる」など、技術論に持ち込む。すかさず清宮監督が「なんて言いながら、こっちもモールで来てくれた方が良かったりしてね」と腹の探り合い。

もちろん、東芝とサントリーが決勝でぶつかるかどうかは分からない。前回の対戦ではどのカードも接戦だった。一発勝負は何が起きても不思議はない。天候や負傷者も影響するだろうし、焦点をいかに絞り込んで戦うか。そんな駆け引きも重要になる。すごく楽しみなプレーオフである。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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