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ラグビー コラム 2006年12月20日

慶大エースWTB山田章仁

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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Yamada

きょうは、慶應義塾大学のWTB山田章仁(あきひと)選手の取材で、日吉の慶大グラウンドに行ってきた。昨年の9月から人工芝グラウンドになり、寮も今年の4月に新しくなったとのこと。位置関係は変わらないのだけど、昔の古い寮と土のグラウンドを知っている身としては、なんだか妙な感じだった。っていうか、僕はずいぶん日吉に行っていなかったんだと実感。

今回の取材は、1月18日発売のナンバー誌(文藝春秋)に掲載されるものだ。そう、久しぶりにナンバーがラグビー特集を組んでくれる。卓越したランニングスキルを誇る山田選手は、北九州市出身で5歳からラグビースクールでラグビーを始め、小倉高校から慶大に進んでいる。大学2年の3月から9月までオーストラリアに留学してイースタンサバーブス・クラブでプレーするなど、海外志向も強く、プレーヤーとして成長しようとする志は高い。アジア競技会の7人制日本代表の金メダルにも貢献している。先日の大学選手権1回戦の同志社戦でも見事なステップワークでトライを奪ったが、イメージ通りの動きのようだ。あの動きについて詳しく聞いたのだけど、具体的で面白かった。ナンバーにそのあたり書ければと思います。山田選手は今月12月25日発売のラグビーマガジン2月号の「解体心書」でも登場するようなので、こちらもお楽しみに。

記事には書かないことだけど、イースタンサバーブスには同時期、トヨタ自動車ヴェルブリッツの遠藤幸佑選手もプレーしていたのだが、遠藤選手の身体を見て「日本人でもこんなに大きくなるんだとびっくりしました」と言っていた。実はこれ、まったく同じ事を早稲田の今村選手や矢富選手も言っている。遠藤選手の身体は大学生を驚かせ、刺激を与えているようだ。たしかに、先週末のクボタスピアーズ戦のパワフルな突進には驚かされたけど。

慶應は24日、大学選手権2回戦で早稲田と対戦する。山田選手の取材後、松永監督に会ったので「どうですか?」と言ったら、「彼が頑張ってくれますよ」と山田選手を見て微笑んでいた。どういう展開になるか分からないけど、この試合は慶應のFWがどこまでやれるかがポイント。スペースのあるところで山田選手がボールを持ったら面白いことになる。さて、どうなるか。

大学選手権絡みのコメントで質問があった大体大のセカンドジャージーですが、今は、真っ黒です。NZUみたいな感じなんですよね。僕らの頃(80年代後半)は、赤でした。練習試合でしか着た記憶ありません。その後、白の時代もあったようですが、今は黒に落ち着いています。あの白と黒のファーストジャージーは似たものが少ないので、セカンドを着る機会はほとんどないんですよね。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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