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ラグビー コラム 2006年9月24日

トークライブ 4

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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土曜日に行われたサテライトリーグでは、三洋電機が41-7でリコーを破り、クボタは、31-17でセコムに勝利した。またサントリーとヤマハ発動機の練習試合は、29-28でサントリーが勝ち、膝の怪我でトップリーグにはまだ出場していない有賀剛選手も復帰を果たした。関東大学リーグ戦では、関東学院大が立正大を53-9とくだす好発進。大学ラグビーもいよいよ本格シーズン到来である。

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僕は、土曜日の夕方、4回目になる「愛好日記トークライブ」に臨んだ。スポーツジャーナリストの生島淳さんを迎え、「米英スポーツ比較論」と題して行ったのだが、興味深い話が次々と出てきて、あっという間の2時間だった。

生島さんは、宮城県の気仙沼市出身なのだが、家ではいつもテレビのラグビー中継が流れているような環境だったらしく、中学生の時に早明戦(1981年)を見て早稲田大学進学を志したのだという。プレーはしなかったけど、ずっとラグビーは見続けている。いまはフリーランスでアメリカのスポーツを軸に幅広く、取材、翻訳、執筆活動をし、話す仕事も多い。ラジオで声を聴いたり、NHKのBSなどで生島さんのコメンテーターぶりを見ている方も多いと思う。すごく軽やかに話す人だ。

【スポーツルールはなぜ不公平か】(新潮選書)、【世紀の誤審】(光文社新書)などの著書があり、スポーツルールに精通する生島さんの話は分かりやすくて勉強になった。イギリス生まれのスポーツより、アメリカのスポーツのほうが審判の判定回数が圧倒的に多い。アメリカのほうが時間も細かく計る。イギリス生まれのラグビーの特徴であるアドバンテージ・ルールが、アメリカのスポーツでは採用されない。などなど、白黒ハッキリさせるアメリカと、曖昧さを残すイギリスのスポーツルールについて、さまざまなエピソードを交えて語ってくれた。生島さん、ありがとうございました。

8月に発行されたばかりの【超一流じゃなくても「成功」できる】(長谷川滋利・著 新潮社)は、生島さんが構成を担当している。工夫をこらしつつ、メジャーで9年間プレーした長谷川さんの思いが綴られています。

このトークライブは、今年の3月から隔月で行っているのだが、今回は外の視点からラグビーを語ることができて、参加者のみなさんにも楽しんでいただけたようだった。僕は基本的にラグビーのことしか書かないけど、他のスポーツ事情を深く教えてもらうことは刺激になる。

さて次回は、11月5日に開催します。現役選手が登場する予定。ただし、シーズン中ということもあり、怪我やチーム事情で突然の変更もありえるため、シークレットゲストということになっています。取材者側と選手側の視点の違いなど面白い話が聞けそうです。

◎第5回愛好日記トークライブ【するラグビー・観るラグビー】
参加希望の方は下記の要領にてお申し込みを。トークのあとは、懇親会もあり。席に限りがありますので定員になり次第締切りとなります。

◆日時  11月5日(日) 午後5時開演(4時半開場)〜7時 
◆場所  『文鳥舎』三鷹市下連雀3-32-3 グリーンパルコB1
Tel:0422-79-3777  Fax:0422-79-3777
[email protected]
http://www12.plala.or.jp/bunchousha/

◆入場料 2,000円 定員約50名
◆懇親会 3,000円 定員約30名(終演後、1時間半程度立食パーティー)
※ご予約開始は、9月29日(金)午後3時より、メール、FAX、電話で。HPで座席の確認ができます。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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