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ラグビー コラム 2006年5月15日

薔薇が咲き始めた

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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Baraaka

月曜日の東京は快晴。庭の赤い薔薇が一気に開き、白い薔薇もまもなく満開の気配だ。

Sirobara

IRB(国際ラグビーボード)のウェブサイトに大畑選手の世界記録のことが書かれているのは嬉しいなぁ。アジア大会のタイ戦などノンキャップ国際試合のトライ数も含めれば計86だとか、細かいことも書いてくれている。

きょうは一日中、原稿書きの日だった。ずっとパソコンに向かっていたら、プレスリリースがいくつか流れてきた。まずは、6月初旬から始まる「パシィック・ファイブ・ネーションズ」の日本での試合が、株式会社東芝の冠大会となり、「IRBパシフィック ファイブ ネーションズ TOSHIBA ジャパンラウンド(IRB Pacific Five Nations TOSHIBA JAPAN ROUND)」と改称されたとの報告。これで少しでも露出が増えてくれればいいけれど。

続いて、リコーブラックラムズの新体制のリリースも。監督は、2001年に引退した佐藤寿晃氏が就任。キャプテンも伊藤鐘史選手に代わった。副将は金澤良選手と田沼広之選手。FWコーチは昨年までのグレン・パノホ氏に加えて、残念ながら引退が決まった佐藤友重氏。注目はBKコーチのピーター・ミューラー氏。ミューラーとなっているので一瞬分からなかったのだが、元南アフリカ代表CTBでJSPORTSやラグマガではムラーと呼んでいた選手である。現役時代は、190㎝、90㎏のパワフルな選手だった。どんな指導を見せるかな。代表33キャップ。

そして、最後にデフラグビー情報。数日前に、5月21日の関西ラグビーまつり(花園ラグビー場)のことをご紹介したのだが、そのなかで、デフラグビー10周年記念試合が行われ、お客さんに【ホイッスル・ボード】が配られることになったことをお伝えした(第2グラウンド、12:30キックオフ)。レフリーの笛が鳴ったら、観客がボードを掲げて選手達に知らせるのである。この試合に、昨季の全国高校大会の東海大翔洋のSHとして出場した倉津君も出場することが決まった。写真は、昨年の花園1回戦の土佐塾戦と、テレビの取材にホワイトボードを使って対応する様子(写真提供:長田耕治氏)。

Kuratu

Inter

倉津君は、日本福祉大学にこの春入学、体育会ラグビー部入部して4月には紅白戦にもSHで出場したとのこと。コーチいわく「今すぐにでも使いたい」。また、大学の手話サークルに入って、楽しく学生生活を送っているようだ。ホイッスル・ボードを掲げて、倉津君はじめ、デフラグビーの選手達を応援してみてはどうだろう。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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