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ラグビー コラム 2006年1月25日

ラグマガ発売日

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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毎月25日は、ラグビーマガジンの発売日である。今月号は各全国大会特集。マイクロソフトカップ、日本選手権が残ってるので、メインの記事は大学選手権と高校大会だ。伏見工業の高崎監督には藤島大さんがインタビュー。高崎監督がいかに「パスで抜く」ラグビーを作り上げたのかが語られていて興味深い。たとえば、こんな感じ。「サイズのない分、ひとつのスペースを複数で攻める。いまディフェンスが内側を固めてくるんで、どうしても外に流される。伏見は内からの圧力に向かっていくことを徹底した」。いいこといっぱい言ってるなぁ。

早稲田大学の佐々木キャプテン、五郎丸選手の対談は僕がやったのだが、佐々木キャプテン、かなりいいこと言ってます。敗れた関東学院の有賀キャプテンのインタビューもあり、あの涙について答えている。社会人のほうも、トップリーグを制した東芝府中の冨岡キャプテン、ホルテン選手が登場し、強さの理由を語っている。日本代表エリサルド氏のインタビューは小林深緑郎さん。世界のラグビーニュースは、スーパー14や今年のテストマッチ日程など、あらゆる情報が盛りだくさんだ。というわけで、思いっきり宣伝みたいになってますが、全国大会に賭けた多くのラグビーマンの想いが詰まった一冊なので、どうぞご一読を。

最近、たくさんのコメントをもらっていますが、なんかバタバタしていて、あまり答えられなくて申し訳ありません。きのうのコメントに「いい外国人選手がたくさん来ているのに、なぜ差が出るのか」という趣旨の質問がありました。取材していて感じるのは、チームの戦術に確固としたものがあって、そこに加えられた外国人選手が多くの場合活躍するということ。東芝のホルテン選手、マクラウド選手、NECのマーシュ選手などはそういうタイプだと思います。日本の文化を理解し、謙虚に適応しようとする選手は力が出るのも早いのですが、少し上から見る感じの選手は難しいですね。それから、怪我を抱えて来る選手も多い。トップリーグもレベルは高くなっており、海外のトッププレーヤーといえども、万全の体調でないと活躍することはできません。期待はずれに終わる選手の多くは、怪我が治りきっていない選手です。クボタのケフ選手は、2007年のワールドカップでオーストラリア代表復帰が言われているくらいだから、体調も万全ですからね。凄いワケです。日本に来る心構えの問題は、大きいと思いますね。だからビッグネームより、骨惜しみせず頑張る選手に来てもらいたいなって、僕は思います。

◎愛好日記トークライブのお知らせ
1月25日発売のラグマガ3月号57ページにも告知されていますが、愛好日記ライブ版の開催が決まりました。題して【村上晃一「ラグビー愛好日記」Page.1】。場所はJR三鷹駅至近です。ご予約は、下記のメール、FAX、電話(17時以降)にて。会場になる文鳥舎さんのHPで座席の確認ができます。第1回のゲストはみなさんご存じ、スポーツライターの藤島大さんです。二人でラグビーの魅力を語ります。どんな話になるか、僕も楽しみ。ラグビー文化を表すエピソードがたくさん聞けると思いますよ。お時間のある方は、ぜひどうぞ。終演後、懇親会もありますので、ご希望の方はお申し込みください。観戦初心者の方も大歓迎です。

◆日時 3月11日(土) 午後5時開演(4時半開場)〜7時 
◆場所 『文鳥舎』三鷹市下連雀3-32-3 グリーンパルコB1
Tel:0422-79-3777
Fax:0422-79-3777
[email protected]
http://www12.plala.or.jp/bunchousha/
◆入場料 2,000円 定員約50名
◆懇親会 3,000円 定員約30名(終演後、1時間半程度立食パーティー)

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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