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日曜日は駒沢陸上競技場で「トップチャレンジ」の第1節を見てきた。比較的暖かい日ではあったけど、風は強かった。リコー、セコムなど入替戦に出場するチームの関係者が集っていた。もちろん、来週、IBMと対戦するコカコーラの首脳陣の姿も。これは、偵察ですな。サバイバルマッチだから、みんな一生懸命だ。
第1試合は、イースト2位のNTT東日本とウエスト2位のホンダヒートの戦い。序盤は点の取り合いとなったが、後半はNTTのミスをホンダが逃さず、スーパー12のクルセイダーズ所属経験があるCTBトゥプアレイが何度もディフェンスを突き破ってスコアを重ねた。FB嶋は強風のなか完璧なプレースキックを見せた。最後2つのトライはスプーナーが蹴ったが、そこまでは7トライのコンバージョンキックをすべて成功させた。タッチライン際のキックもあったし、お見事でした。
NTT東日本●31 -64 ○ホンダヒート
第1試合の結果だけを見ると、ウエストのほうが強いような気がするが、そうとも言えなかった。第2試合は、イーストとウエストの1位同士が対戦。キックオフ直後から近鉄が攻め込み、CTBタライアがトライを思いきや、なんとインゴール内で真ん中に行こうとしてデッドボールラインを踏んでしまうという痛恨のミス。その後数分間も近鉄がよく攻めたがスローフォワードなどでチャンスを潰し、次第に流れはIBMへ。5分にゴール前のモールからSH山中が抜け出して先制トライ。28分には、近鉄がモールのコラプシングを繰り返してIBMのペナルティトライ。19-0となる。前半終了間際には近鉄も反撃に出たが、ゴールライン目前、トライへのラストパスをIBMのCTBカール・テナナがインターセプト。一気に90m以上駆け抜けて、勝負を決めてしまった。
近鉄の辻本キャプテンは、「スクラムが押せなかったのは誤算。ラインアウトも分析はしたが予想以上に獲得されてしまった」と語り、28日のコカコーラ戦に全力を尽くすことを誓っていた。一方、日本IBMの大西ヘッドコーチは、「いいゲームをしてくれた」と選手達を賞賛。普通は下部リーグになると強化が難しくなると考えがちだが、大西ヘッドコーチは逆に「いい意味で層の厚みも出来たし、上に上がった時の準備ができたと思います」と手応えを語っていた。なるほど。確かに、IBMの仕上がりはいい。今ならトップリーグのチームとやっても面白い試合ができそうな気がする。まずは次のコカコーラで勝ち点(またはボーナス点)をあげないと自動昇格は決まらないが、この勝利で俄然有利になったことは確かだ。
近鉄もまだチャンスはあるから立て直して頑張ってもらいたいが、ゲームをコントロールして運んでいくという面ではIBMに劣っていた。このあたり2週間で修正できるかどうか。
日本IBM○39 -0 ●近鉄ライナーズ
花園ラグビー場で行われた東西対抗は、高校のほうは西軍が24-10で勝ち、大学は67-38で東軍が勝ったとのこと。
追記◎有賀選手についてコメントで質問がありましたが、彼はきちんとした青年ですよ。何度も取材で話しているので、それはよく分かっています。決勝戦後の取材時は、疲れているのに話を聞いていて、僕は本当に悪いなぁって思っていました。キャプテンとして身体を張ってチームを引っ張り、懸命に戦って敗れた試合後です。それでも報道陣は帰してくれない。これも仕方のないことで彼はジャージー姿のまま敗因を聞く報道陣の質問にきちんと答えていました。着替えてからも長時間ずっと応対した最後が僕らのインタビューだったのです。意識が朦朧とするくらい疲労困憊だったはずです。ポケットに手は、僕は全然気付きませんでした。不快な思いをしたみなさんごめんなさい。きっと本人も意識なかったと思います。それでも取材後は、笑顔で挨拶を交わしてファンクションに向かいました。いい男ですよ、彼は。大好きです。変な意味じゃないっすよ。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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