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◎モートロックの観光
コメントで教えてくれた浜さん、ありがとうございます。オーストラリア屈指のCTBであるモートロックが花園にいたとの件。この仕事に就きながら詮索好きでないのが僕の欠点なのだが、今回はちょっと気になって、当日試合のあったチームに確認してみた。どこも「うちとは関係ありません」とのこと。普通はどこかのチームが臨時コーチで来てもらったか、来季の契約と考えるところだが、モートロックのキャラクターはとっても愛すべきほのぼの系なので、もしかすると本当に観光なのかもしれない。京都の紅葉には、まだ早いけどな〜。っんなことないか。
モートロックは、2000年の秋にオーストラリア代表の一員として来日している。試合後にバナナ食べながら出てきて、にこにことインタビューに答えていたのが印象的だ。強くて巧いCTBだから、来てくれれば日本の選手の手本になる選手だと思う。ちなみに、秋の欧州遠征の豪州代表からは、怪我のため外れている。
25日は、ラグマガとラグビークリニックの発売日だ。クリニックのことは、以前にも書いた。いぶし銀の名選手たちの「匠の技」は必読である。SH論は堀越正巳さん、SO論は松尾雄治さん、面白いですよ。
ラグマガも興味深い記事が並んでいる。日本代表の新ヘッドコーチ、エリサルドさんのインタビューは、彼の考え方がよく分かる。「即興」と「適応」の違い、トップリーグとフランスのラインの違いなど、図入りで説明してある。
2011年W杯招致の現状分析の記事も興味深い。愛読者・村上としては、かなり満足だ。
さて、トップリーグ6節を振り返ってふと思ったが、やはり外国人選手がチームの組織のなかで機能しているチームと、外国人選手ばかり目立つチームとで、結果に差がある気はした。サニックスのディオン・ミュアは確かに凄かったけど、一人でやり過ぎの感はあった。他の日本人選手とうまく絡みあわないと本当の力は出てこないんだろうなぁ。三洋電機のブラウンは、組織の中で機能しているもんね。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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