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ラグビー コラム 2005年10月24日

トップリーグ6節終了

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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三洋と東芝の試合は多くの人に感動を与えたようですね。コメント多っ。ひなPさん、僕が確認する前に、トヨタのフラベルと神戸製鋼のクリッブの件、聞いてくれてありがとうございます。ずっと同級生なんですね。

日曜日は朝6時過ぎの「のぞみ」で花園に向かった。基本的に眠っていたのだが、滋賀県あたりだったと思う。綺麗な虹を見た。教科書に出てくるような、本当に橋のかかっているやつだ。隣の見知らぬ女性に教えるべきか悩んだのだが、そんなことに関心のない人だと悪いと思って一人で見ていた。みんなに見せたかったなぁ。

のぞみに乗ると、必ず弁当を食べるのだが、今朝は「鶏づくし」を食べた。僕は大の鶏好きである。「21世紀弁当」も好きなのだが、僕は貝が食べられない。したがって、「深川めし」も無理だ。あさりが食べられない。どうでもいいか。

花園ラグビー場に到着すると、東大阪市健康まつりという催し物をやっていて、100人くらいの年配の方々がラジオ体操をしていた。いろんな健康診断をやっていたり、露天商が出たりで賑わっていた。その中を突っ切って一気に報道陣入り口へ。ヤマハのチーム関係者と会うと「ノートライ記録更新しますよ〜」と、2試合ノートライの自虐的ジョーク。結果は全然違ったけど。

さて、試合である。僕はJSPORTSで第1試合の「神戸製鋼対サニックス」の解説をした。神戸製鋼は、ウィリス、クリブというFWの外国人選手を下げ、BKにホラとウェブを出場させた。和製FWがどこまでやれるか楽しみだったが、ボールを細かく動かす神戸らしいい連続攻撃が随所にあり、十分な働きだったのではないか。なかでも、今季初先発となったLO小泉の働きは出色だった。ボールに絡み、奪い取り、激しいタックルで相手を仰向けにする。1プレーごとにサニックスにダメージを与えるプレーは質が高い。

エースWTB大畑選手も、抜群のスピードで2トライ。ゴール前まで攻め込みながら、最後のトライまでなかなか持っていけなかった神戸にとっては、両方ともに値千金のトライだった。大畑大介は頼りになるねぇ。課題は確かに多いが、4トライ以上のボーナスポイントもゲットしての勝ち点5は、十分な成果だろう。神戸はこれで総合6位に浮上。優勝争いに絡む勢いが出てきた。次節のNECグリーンロケッツ戦が山になる。

サニックスは、FWにディーンとミュアを入れて力勝負を挑んだが、連続攻撃中にボールを失うことが多かった。密集サイドを少しずつ前進する形にこだわりすぎていた気がする。ここで出せばチャンスというポイントでは、ことごとく神戸に絡まれていた。どういうラグビーをするにしても、もう少し運動量を増やさないと苦しいだろう。

サントリーとヤマハ発動機の試合は、前半で36-0と、ヤマハの一方的な展開になった。ヤマハの強固なディフェンスに比べると、サントリーはあっさり抜かれるシーンが多かった。どうしたの? 怪我人が多いのは理解できるのだが、ちょっと覇気が感じられないのは心配である。トンプソンを投入してからの終盤の攻撃はさすがだったけれど。瑞穂では、トヨタ自動車がリコーに圧勝かぁ。見た人の話によると、トヨタのボールを動かすスピードにリコーのディフェンスが翻弄されたようだ。調子上げてきたね。

第6節を終えて、トップリーグは三洋電機が首位、東芝府中が2位、以下、NEC、トヨタ自動車、ヤマハ、神戸と続く。こうなると、底力のある東芝戦を終えているチームは有利かも。ここからが本当の勝負だ。

日曜日深夜初回放送のラグビープラネットは、23日、試合を終えたばかりの元木由記雄選手がゲストで来てくれた。リピート放送もあるので、ぜひご覧ください。三洋と東芝戦のハイライトもあります。元木選手というのは、試合前と試合後の表情が全然違う。試合前は近寄りがたい雰囲気を出しながら、終わると無邪気な笑顔を見せる。今回の収録時もそうだった。優しい笑顔は必見である。

◎10月23日(日)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ○55-10●サニックスブルース
ヤマハ発動機ジュビロ○57-31●サントリーサンゴリアス
トヨタ自動車ヴェルブリッツ○62-7●リコーブラックラムズ

大学では、法政がかろうじて、24-22で東海に勝ち、またまた関東リーグ戦は大混戦となっている。好調の慶應は、帝京に敗れた。対抗戦も分からなくなってきた。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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