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ラグビー コラム 2005年9月30日

トップリーグ3節プレビュー

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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トップリーグが3節目を迎える。場内でのミニFM放送も継続して各会場で行われることが決まった。この試みはとてもいいと思う。ファンに優しいしね。みなさんラジオ持参で行ってみては? 僕が昨秋行ったロンドンのトゥイッケナム競技場では、レフリーのマイクの音が聞こえるラジオを売っていた。今後、運営側の人は考えてもいいかもしれない。

29日午後、土曜日の3試合のメンバーが発表になっていたので、軽くみどころを。

◎東芝府中ブレイブルーパス対セコムラガッツ(秩父宮 14:00)
 胸の筋肉を痛めていた東芝のWTBオトが復帰。ルーキーでレベルの高いプレーを見せるCTB仙波も先発。セコムは、WTBリガイリ、CTBバイのコンビが凄そう。お互い攻め合う展開になるだろう。

◎トヨタ自動車ヴェルブリッツ対福岡サニックスブルース(花園 12:00 JSPORTS3 生放送)
 好調のFBアイイが先発。水野、遠藤のWTBコンビも楽しみ。今季初先発のNO8クロフォードも思い切った突進を見せてくれるだろう。LOフラヴェルはワールド戦のラフプレーで2週間の出場停止。腕をパンチ気味に振ってラックに入ったのが対象となったようだ。復帰後はしっかり頼みますよ。サニックスでは、FLジャック・ディーンの激しいコンタクトプレーに注目。チェコ代表のマルティン・カフカもリザーブ入り。早くプレーが見てみたい。

◎ワールドファイティングブル対NECグリーンロケッツ(花園 14:00 JSPORTS3 生放送)
 今節一番の好カードか。マウ改め真羽、コベーン、スタワーズを並べるワールドFWは強力。箕内、マーシュ、浅野らのNEC・FWとの対決は見モノだ。

◎愛好情報
いつも韓国ラグビー情報を送ってくれる見明(みあけ)さんから、韓国ラグビーの最新情報が届いた。以下、紹介しますね。

《韓国ラグビー最強リーグ「韓国リーグ」は9月27日、第6週の残り2試合が行われた。
全勝対決となった三星SDIと尚武(サンム。韓国軍体育部隊)は、三星が前半12対8とリードで折り返したが、サンムが逆転し、28対24で三星を下し7連勝、リーグ初優勝を決めた。三星は2003年の韓国リーグ開幕以来、リーグ16連勝を続けてきたがストップした。三星は、5勝1敗で得失点差113。10月1日に対戦する浦項鋼板(ポハン)が同じ5勝1敗で得失点差155のため三星は現在3位に落ちた。
 サンムには、国内社会人チームが経営上の問題で有力選手を採用できない中、兵役中にラグビーに専念できる環境を求めた大卒選手が集まり代表も多数、抱えている。監督のミン・チュンギ氏も代表監督で日本を苦しめる手綱が評価されている。
 しかし、サンムで兵役を終えた選手の受け皿は依然として小さく日本チームへの期待が大きいままだ。もう1試合、檀国大学(ダンクック)対慶熙大学(キョンヒ)は、檀国が46対20(前半22-5)で圧勝した。檀国2勝4敗、慶熙1勝5敗。
 最終日は10月1日。その後、国体にあたる全国体育大会が10月14日〜20日まで三星の本拠地ウルサンで開かれる》

◎加藤健一さんの一人芝居「審判」観ました。
2時間半ぶっ通しで話し続ける加藤さんに感銘を受けた。第二次世界大戦中、ドイツ軍の捕虜になったロシア人将校7人の悲劇を、生存者2名の一人が軍事法廷で独白する。凄惨な出来事だけど人の温かみも感じた。一見の価値あり。下北沢・本多劇場。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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