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ラグビー コラム 2005年9月16日

榎本淳平&霜村誠一

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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三洋電機ワイルドナイツのグラウンドに行ってきた。群馬県太田市、自分の車で行ったのだが、東京から100㎞くらいで、意外に近かった。取材内容は9月24日発売のラグビーマガジンの技術モノのページで、榎本淳平キャプテンと霜村誠一選手にCTBのディフェンスについて聞いた。写真左の霜村選手は、春のNZ留学中、「愛好日記」を読んでいてくれたみたいで、この写真をアップすると言ったら、かなり喜んでくれた。

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2人は、タックルも堅実でスピードもあり、トップリーグ屈指のCTBコンビだが、残念ながら霜村選手は夏に膝の手術をしたので序盤戦の出場は難しいらしい。10月には出てきてくれるかな? 日本代表にも早く復帰して欲しいと思う。ちなみに、「誠一」、「JP」と呼び合っていた。ジュンペーだから、JPなんだね。

取材の前に、宮本監督、飯島コーチともお話することができた。僕は飯島コーチとは同学年で、彼が大東大時代に大学選手権で対戦した。宮本監督は僕の2学年下だが(あっ、間違えた。1学年下だ)、同志社大学とも戦ったし、選抜チームで一緒にやったこともある。もちろん、お二人は有名選手だった。僕は無名である。それでも、昔の記憶があると話していて楽しい。今年のチーム力にはかなり自信を持っているように感じた。そうだ、宮本監督から「秘密兵器」も紹介してもらったのだが、秘密だから名前は伏せておきますね。思わせぶりだぁ。NECとの初戦が楽しみだ。

そのNECはSOヤコ・ファンデルヴェストハイゼンが故障でしばらく出場できない。これは痛手である。15日の午後には、17日の試合メンバーが次々に発表されたが、トヨタ自動車のフラヴェル、クボタのロフも怪我などで出場できない。その代わりといってはなんだが、トヨタはFBアイイがトップリーグデビューするし、サントリーは復帰した大久保直弥がLOで出場する。NO8トンプソン、CTBニコラスも注目の外国人選手である。ヤマハ発動機は、レーニー、ウィリアムスと外国人選手を両CTBで出場させ、SH村田、SO大田尾がHB団を組む。神戸製鋼は、1年目のSO山本大介が先発。キック力、ディフェンス力ともに評価が高く、東芝のSO廣瀬との対決は開幕戦の一つのみどころだろう。
 
さて、ケンブリッジ大学のことだが、プレシーズンマッチということで明らかに練習不足。彼らがターゲットにしているのは、12月のオックスフォード大学との定期戦であり、現時点と2か月後では、はるかにチーム力に差がある。それでも例年、各国の代表クラスの留学生を軸にして日英対抗でも恥ずかしい試合はしなかったわけだが、今回来日した選手は若く、代表クラスもほとんどいない。4、5名の有力選手を英国に残していて、苦しい布陣になっている。ただし、これも時代の趨勢といえるかもしれない。95年のラグビーのオープン化以降、イングランドでもクラブのプロ化とともにプレミアシップが発足。いい選手はプレミアシップの12チームに集まり、アマチュア時代ならケンブリッジやオックスフォードでプレーした選手も入ってこなくなっている。一時期は海外の代表クラスの留学生でチーム強化を図った両大学だが、今はそれもなくなり、本来の純粋な大学チームになりつつある。一方、日本の大学のレベルは上がった。今回の連敗は必然といえるだろう。18日の早稲田戦も、ケンブリッジ大にとっては厳しい試合になりそうだ。

追記◎いつだったかの日記に眠気醒ましに「一発起太郎」というドリンクを飲んだと書いたが、きのうは「眠気消隊」というのを飲んだ。いろいろあるなぁ。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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