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ラグビー コラム 2024年3月22日

桜が咲く中で春の王者に輝くのはどの高校か。全国高校選抜ラグビー大会のみどころ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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他にも大阪の新人大会で準優勝の東海大大阪仰星(大阪)、昨季花園に出場できなかった悔しさをバネに近畿大会準優勝を果たした御所実業(奈良)も優勝を狙っている。東海大大阪仰星は、1回戦で東北王者の仙台育英と対戦し、2回戦は桐蔭学園(神奈川)と長崎北陽台(長崎)の勝者と対戦する。

優勝を狙う東福岡(写真は昨季の花園)

もちろん、昨季は春も冬も準優勝に泣いた東福岡(福岡)も九州新人大会(Aパート)をしっかり制しており、優勝候補の一角である。今季もCTB深田衣咲(2年)、WTB(ウィング)半田悦翔(1年)ら、BK(バックス)に能力の高い選手が揃う。

同じく九州新人大会(Bパート)優勝の大分東明も、フィジーからの留学生NO8(ナンバーエイト)ガロビィ・イオセフォ、CTBセビニツ・イリエサの2枚看板や、SO石川徠人(いずれも2年)らがおり、総合力が高い。また、九州新人大会決勝で東福岡を苦しめた長崎北陽台も、NO8下田秩、LO(ロック)田崎凛太郎、SO田崎果(いずれも2年)らFW、BKに力のある選手が多く、上位進出を狙っている。

さらに桐蔭学園を下して、関東王者となった國學院栃木。今季の2年生は2021年度の花園準優勝を見て入部した代で、50人近く部員がいるという。ハードワークするLO笹本直希が引っ張り、WTB井戸川ラトレル(ともに2年)、CTB福田恒秀道(1年)ら決定力の高い選手もいる。

昨季「2冠」で連覇を狙う桐蔭学園も、昨年の優勝を知るFL(フランカー)申驥世、新里堅志、FB(フルバック)古賀龍人(いずれも2年)らがおり、選抜大会に向けて調子を上げてくることは間違いない。関東新人で過去最高の3位となった東海大相模(神奈川)も重量級のFWが揃い、目黒学院(東京)には昨季の花園を沸かしたNO8ロケティ・ブルースネオル(1年)がいる。

もちろん、東海王者である中部大春日丘、中国王者の石見智翠館も力があり、石川県輪島市にある日本航空石川は、能登地震の影響を受けて、新チームが2月からスタートし、例年より練習時間が短い中でも北信越を制して選抜大会に出場する。

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