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ラグビー コラム 2023年12月29日

関西大北陽、創部10年で激戦の大阪を勝ち抜けた理由。全国高校ラグビー大会 注目校紹介

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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関大北陽、初出場で旋風を巻き起こすか

大阪・東大阪市花園ラグビー場で始まった「花園」こと、全国高校ラグビー大会。明日の2回戦から登場するシード校の中から注目校を紹介していきたい。

今大会で最注目校の1つは、強豪がしのぎを削る大阪勢として20年ぶりの初出場、そしてBシードに選ばれた関西大北陽(大阪第2)だ。創部が2013年の関西大北陽が、どうして、10年で花園出場の切符を手に入れることができたのか――。

2008年、野球やサッカーの強豪で知られる北陽高校が、関西大学の併設校になり、「関西大北陽」となった。2010年には中学が新設され、ラグビー部が創部。そして、2013年には高校にもラグビー部が創部された。

梶村監督(左)と津山コーチ

関西大北陽中の1期生が中学3年となる2012年のタイミングで、トップリーグのヤマハ発動機(現・静岡ブルーレヴズ)でバックローとして7年間プレーした梶村真也監督(42歳)が赴任した。

仰星のコーチだった 関西大北陽の田中校長

梶村監督は東海大仰星では副将として、全国高校ラグビー大会を制し、東海大学ではキャプテンを務めた。なお、関西大北陽の田中敦夫校長は元・東海大仰星でコーチやレフリーで活躍した人物で、教頭時代にラグビー部創部に尽力、梶村監督を関西大北陽に誘ったという。

「教員志望ではなかったが、母親や兄弟が教員で縁やつながり、出会いもあり、現在の立場になった。ラグビーに対しての捉え方、考え方、戦術、戦略以外にも人のつながりを大事にし、ラグビーをする前に1人の人間としてしっかり行動するなどは、仰星時代の(監督だった)土井(崇司)先生(現・東海大相模校長)の教えです」。

また、「湯浅監督は普段から仲の良い友人ですが、彼の持っている力に憧れている」(梶村監督)。東海大大阪仰星で選手、コーチ、指揮官として6度の優勝に携わった湯浅大智監督は、梶村監督の高校、大学の同期にあたる。また、流通経済大柏の相亮太監督(大東文化大学出身)、中部大春日丘の大向将也コーチなども同じ歳だ。

関西大北陽の高校にもラグビー部ができることが決まると、梶村監督は大阪府の中学校やスクールの選手に声を掛けて、少しずつ強化を進めていった。昨季は大阪府予選の花園決勝に5度目の挑戦となったが、「高い壁」と監督が言うとおり、常翔学園の前に0-21で敗れて涙を飲んだ。

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