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ラグビー コラム 2023年12月24日

【ハイライト動画あり】京都産業大学、昨季のリベンジを果たし再び正月の国立へ。ラグビー全国大学選手権 準々決勝

ラグビーレポート by 京産大アスレチック
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その後、相手に2つのトライを献上するが、攻撃の手は緩めない京産大。CTB藤本凌聖(法3=朝明)のゲインから、後半30分にLO(ロック)ソロモネ・フナキ(現3=目黒学院)、後半38分には辻野がトライ。昨シーズン1点差で負けた相手から8トライ奪い、圧倒的点差をつけた。

歓喜の瞬間まであと少し。三木から伝染した『魂のタックル』で、全員で最後まで守り抜く。試合終了のホーンが鳴った。最後はFB辻野が蹴り出し、ノーサイド。因縁の相手である早大に、65-28で勝利し、リベンジを果たした。

試合前、「もしかしたら、これが最後の試合かもしれない」そんな気持ちで空を見上げていた三木。しかし、自分の築き上げてきたものと、頼もしいチームメイト、たくさんの応援の力で、1月2日再び国立競技場へ。パッションに溢れたプレーで観客全員を魅了したい。

キック成功率100%のFB辻野

この試合のキックの成功率は11/11。試合の数日前、FB辻野は練習開始の2時間前からキックの練習をひたすら続けていた。あまり調子が上がらないときも、スロー再生で自分のキックと向き合いながら試行錯誤を繰り返した。それだけこの試合にかける思いは大きかった。

キックの前、腕を見つめる辻野。その腕には『皓正を国立へ』の文字。5年間ともにプレーしてきた、誰よりも尊敬する三木キャプテンや、チームメイトへの思いを込めて、ボールを蹴る姿は以前とは別人のようだった。国立競技場でも彼の右足から、期待と思いの乗ったキックが放たれる。

手作りうちわとメガホンで応援する部員たち

この勝利はメンバー外の部員の支えも大きかった。早大戦から応援歌を作り、メガホンとマネージャーの作ってくれた顔つきのうちわを持って、応援する部員の姿が。「メンバー外が初めて応援の歌を作ってくれたんですけど、それも聞こえて、誰かに支えられているからこそラグビーができていると感じた」(三木)。

また、ジュニアのメンバーが仮想早稲田として練習に協力。「しっかり、矢崎や伊藤の対策が出来た。チームメイトのおかげだと思う」と西も感謝の思いを口にする。全員で少しでも長くラグビーを。その気持ちがチームをさらに強くする。

昨シーズンの悔しさがチームをさらに強くした。次はこれまで9度挑戦して、1度も破ることのできなかった準決勝の壁に挑む。対戦相手は対抗戦2位の明治大学。京産大同様、セットプレーが武器だ。

『京産大らしさ』を出し切れるかがカギになる。このチームを終わらせるにはまだ早い。歴史を作る準備はできている、その瞬間を見逃すな。

文:藤田芽生/写真:藤田芽生、大谷賢之介(京産大アスレチック)

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京産大アスレチック

京都産業大学体育会本部編集局は年4回、「京産大アスレチック」という体育会の広報新聞を作成しています。また、SNSなどを活用し、試合速報やブログ記事の更新、号外・試合告知ポスターの発行を行っています。 »HP »Twitter »Facebook

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