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ラグビー コラム 2023年12月21日

激闘必至の対抗戦勢対決。明治大の連勝か、筑波大の雪辱か。ラグビー全国大学選手権準々決勝展望

ラグビーレポート by 直江 光信
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発表された先発メンバーをチェックすると、筑波大は流通経済大戦からBKに大きな変更があった。SO楢本が欠場となり、濱島海がCTBから10番にシフト。替わって12番には医学部2年生の大内田陽冬が入った。またアウトサイドでは前週FBの増山が14番に上がり、4年生の高田賢臣が15番を務める。FWはリザーブまで含め3回戦とすべて同じ顔ぶれだ。

 

一方の明治大の早稲田大戦からの変更は1人だけ。LO佐藤大地が2試合ぶりのスターター復帰で5番に入り、亀井茜風はリザーブに回った。そのほかの14人は3週前に続きスタメンでの出場となる。また11月中旬に負ったケガからの復帰を目指すCTB廣瀬雄也キャプテンは、この試合もベンチからチームメイトをサポートする。

過去の両校の対戦では常にFW戦が焦点となっており、今回も前8人のバトル、特にセットプレーのせめぎ合いは大きな見どころになるだろう。一人平均のサイズを比較すると、183.4センチ、101.1キロの筑波大に対し、明治大は180.5センチ、102.5キロ。突出して大きな違いがあるわけではないが、スクラムでは明治大が厳しく圧力をかけてくることが予想される。攻守の起点となるプレーで、ノックアウトステージではより試合の流れに直結しやすい要素だけに、その攻防は熱を帯びそうだ。また中5日で迎える筑波大に対し明治大は中3週と準備期間に差があり、コンディショニングと実戦感覚がどの程度ゲームに影響するかという点も興味深い。

なお両校はここ10年で対抗戦、大学選手権合わせて11回対戦しており、明治大が10勝1敗と大きく勝ち越している。ただ筑波大の1勝は2014年度の大学選手権のセカンドステージ(プールマッチ/43-7)で挙げたもので、勢いに乗った筑波大はその後同校2度目となる決勝進出を果たした。お互いにすべてをかけて臨む、負ければ終わりの決戦。今回も激闘必至だ。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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