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逆転のトライを決めた小野麟兵
ムロオ関西大学ラグビーAリーグが開幕し、関西大学に38-17で勝利した京都産業大学。キャプテンのFL(フランカー)三木皓正(済4=京都成章)を欠くなか臨んだ開幕戦、前半の立ち上がりに課題が見られた。
前半2分、自陣でハイタックルのペナルティを取られ、そのまま相手にモールトライを許す。その後すぐにFB(フルバック)辻野隼大(済3=京都成章)のトライで同点に追いつくも、なかなか京産大のペースでプレーさせてもらえない。前半11分にさらに追加点を奪われ、苦しい状況に。
その流れを断ち切ったのは、WTB(ウィング)松岡大河(営4=東福岡)のトライだった。そこからさらにCTB(センター)小野麟兵(済3=京都工学院)やモールからのトライで追加点を挙げ、26-14となった。前半終了間際に京産大が自陣で反則を犯し、相手はPG(ペナルティゴール)を選択。26-17で試合を折り返した。
2トライを挙げ、初のPOMに選ばれた松岡大河
後半からはディフェンスの甘さを立て直し、相手に得点を許さない。後半最初のトライはこの日2本目のトライとなった松岡。「バックスのラインの修正ができた」と振り返った。
後半26分、HO(フッカー)李淳弘(営3=大阪朝鮮)のトライで38-17とした。試合終了間際、自陣ゴールライン前でのディフェンスの時間がかなり長く続く。ここはしっかりと守り切り、後半は相手を0点で抑え、試合終了。
前半の立ち上がりについて廣瀬佳司監督は「ビデオを見返してみると、メンタルのところからなのか、コンタクトで受けてしまっていた」と話す。第2節までの一週間、メンタルを上げて戦う準備をしていきたい。
対戦相手は摂南大学だ。前節、天理大学に41-59と肉薄し、実力の高さを見せつけた。WTBマイケルズ・カストンをはじめとした、強力な留学生を要し、パワフルなラグビーを繰り広げる。
「留学生をしっかり止めて勢いに乗らせないことが重要」(廣瀬監督)。「セットプレーも強い。京産大の武器であるセットプレーをいかに出せるか」(辻野)と分析した。前節の課題として出たディフェンスをどれだけ修正して挑めるかがカギになる。
ラグビー 関西大学リーグ2023
【ハイライト】関西大学 vs. 京都産業大学|京産大、前半は苦戦も後半は地力を発揮
第2節では、前節スタメン出場したLO(ロック)ソロモネ・フナキ(現3=目黒学院)とSO(スタンドオフ)奈須貴大(現2=光泉カトリック)の負傷により、メンバーやポジション変更があった。今回SOを務める辻野は「自分の強みを出しつつ、チームを動かせたら」と話し、司令塔としてこれまで以上に活躍する。
摂南大戦はSOとして出場する辻野隼大
コンディション不良で前節は出場を見送った三木が復帰する。精神的支柱でもあるキャプテンの復帰はチームにとって大きい。「身体を張り続けることが自分のリーダーシップだと思うので、80分間やり続けたい」と闘志を燃やし、三木にとっての開幕戦に挑む。
ケガ人も多く不安材料もゼロではないが、「さらにメンバー争いも激しくなる。プラスに捉えて、今いるメンバーで今できる最大限の努力をできれば」(三木)と前向きに捉えた。
関西大学リーグ、関西大学春季トーナメントともに連覇を成し遂げ、「関西王者京産大」というイメージがつき始めている中、選手たちがよく口にするのは「チャレンジャー」という言葉だ。
これまでの結果がどうであれ、自分たちはチャレンジャーだという気持ちで一戦一戦向き合う。この気持ちがチームの中に根付いている。静岡県開催となる、摂南大戦も「チャレンジャー」として白星をあげたい。
文/写真:藤田芽生(京産大アスレチック)
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