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ラグビー コラム 2023年8月28日

【ハイライト動画あり】フィニッシュの精度改善した早稲田、同志社に快勝で夏を締めくくる。菅平合宿練習試合レビュー。

ラグビーレポート by 直江 光信
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完敗を喫した8月20日の帝京大学戦(7-62)でもチャンスは数多く作れていた。フィニッシュへの道筋と精度が定まれば、試合運びは大きく変わるはず。そのイメージ通り、1週間で課題を修正した早稲田大学が同志社大学から12トライを奪う猛攻を見せ、夏合宿最終戦を快勝で締めくくった。

開始4分にラインアウトモールで先制トライを挙げ、7分には自陣からの連続攻撃を仕留めてWTB福島秀法がノーホイッスルトライを奪うなど、好スタートを切ったこの日の早稲田。12分に早いテンポの連続攻撃から同志社SO大島泰真にラインブレイクを許し、ゲームキャプテンのCTB岡野喬吾にトライを返されたが、すぐ反撃に転じる。

16分、敵陣ラインアウト起点のアタックでラックを連取し、キックパスを受けたWTB福島がインゴールへ。23分にもゴール前ラインアウトからのモールドライブで、HO安恒直人が右中間に押さえる。いずれもペナルティ奪取で得た好機をきっちりとスコアに結びつけ、ゲームの主導権を掌握した。

さらにチームを加速させたのは、帝京戦に続き先発に名を連ねたNO8松沼寛治とFB矢崎由高の大物ルーキー2人だ。まずは28分、右オープン展開でパスを受けた矢崎が鋭く縦に切り裂いてトライをマークすると、続くキックオフから今度は松沼が好サポートで抜け出しビッグゲイン。その後も入学から約5か月とは思わせない堂々たるプレーぶりでさまざまな局面に絡み続け、縦横無尽にフィールドを駆け回る。

勢いに乗る早稲田は34分にも矢崎のアシストからWTB守屋大誠がインゴールを陥れ、34-5とリードを拡大。ペースを保ったまま、前半の40分を折り返した。

後半も先にスコアを刻んだのは早稲田だ。44分、相手の反則に乗じて敵陣22メートル線内に攻め込むと、またもラインアウトモールを押し切ってトライ。51分にはラインアウトから左順目へリズムよくボールを動かし、FB矢崎が相手防御のギャップを走り抜ける。後半立ち上がりの大切な時間帯に集中力を発揮し、一気に44-5と引き離した。

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