人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2023年7月3日

【RWC2023出場国紹介:イングランド】オーウェン・ファレルをリーダーに 北半球の大会で初の頂点を目指す

ラグビーW杯2023出場国紹介 by 村上 晃一
  • Line

 

日本代表が乗り越えなければならない相手だ。ラグビーワールドカップ(RWC)フランス大会で日本代表と同じプールにはラグビー発祥の母国イングランドがいる。プール戦の対戦順はチリ、イングランド、サモア、アルゼンチン。決勝トーナメントに進出できるのはここから2チーム。2019年の日本大会2戦目のアイルランドと同じく、ここで勝てば勢いに乗ることができる大事な一戦だ。

本稿執筆時点でイングランドは世界ランキング6位。今年のシックスネーションズでは2勝3敗の4位に終わった。特にホームのトゥイッケナムでフランスに喫した10-53という大敗はショッキングだった。ここから9月のRWCまでどこまで復調してくるか。元日本代表ヘッドコーチだったエディー・ジョーンズ氏は昨年12月に解任され、スティーブ・ボーズウィック(43歳)が新ヘッドコーチに就任している。ボーズウィックは元イングランド代表LOでラインアウトのスペシャリスト。2014年からが日本代表のFWコーチとして2015年のRWCで南アフリカを破る快挙に一役買った。

当時、コーチングを受けたリーチ マイケルは「スティーブはラインアウトを細かく教えてくれた。強いFWでキックを多用するイングランドらしいチームを作って来るのではないか」と話す。屈強なFWでスクラム、モールなどを制圧し、キックを使って上背のあるBKを走り込ませるのが伝統的なスタイルだ。

ラグビーはイングランド北西部にあるラグビーという街のラグビースクールで形作られ、1845年にルールが成文化された。1871年には、スコットランドと世界最古のテストマッチが行われている。世界でもっとも分厚い選手層を誇り、代表チームも常に世界をリードしてきた。しかし、1987年に始まったRWCでは、2003年のオーストラリア大会での優勝があるだけで、自国開催の1991年、フランス開催の2007年で準優勝。2度目の自国開催になった2015年大会では、ホストユニオンとしてプール戦で敗退する初めてのチームとなった。才能あふれる選手を擁しながら、どこか勝負に淡白なところがあるのだ。2019年も準決勝でニュージーランドを倒しながら決勝では南アフリカに敗れた。つまり、北半球で開催されたRWCでイングランドはいまだ優勝していない。今度こその気持ちは強い。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ