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東海大学vs.帝京大学
大学選手権連覇中の王者が実力を十二分に発揮した。今季のラグビー関東大学春季交流大会Aグループも終盤戦に突入し、6月18日(日)、神奈川・小田原市の城山陸上競技場で、ホームの東海大学(昨季関東リーグ戦1位)が、昨季の大学王者・帝京大学(関東対抗戦1位)を迎えた。昨季のリーグ戦と対抗戦の王者同士の激突となった。
2勝2敗で4位(勝ち点10)につけている東海大学は、この試合が春季大会の最終戦で、しかも相手が帝京大学ということで、今季の力を図る絶好の試合となった。一方の帝京大学は前節の明治大学戦が台風の影響で中止、引き分け扱いとなり、2勝1分で暫定3位(勝ち点12)。この試合を含めて、残り2試合を勝利すれば優勝の可能性も十分ある。
最高気温は28℃と夏を感じさせる暑さの中、13時に東海大学ボールでキックオフされた。帝京大学は自陣からいきなりボールを展開するチャレンジングなラグビーを見せた。
さらに接点で相手に圧力を掛けると前半7分、相手陣30mほどからラインアウトのチャンスを得えると、LO(ロック)尹礼温(4年)が力強いランでラインブレイクし、中央左へ先制トライ、FB(フルバック)小村真也(3年)が落ち着いてゴールを決め、7点を先制する。
その後は昨季の大学選手権の先発8人中6人が先発した帝京大FW(フォワード)陣がセットプレーで相手を圧倒する。相手ボールのスクラムをターンオーバーして敵陣奥に攻め込み、15分、ラインアウトからモールを10m押し込みキャプテンHO(フッカー)江良颯(4年)が右中間にトライを挙げて12-0とリードする。
その後、東海大学も攻め込むが、相手ディフェンスの前にゴールラインを越えることができない。すると25分、再び帝京大学はゴール前のラインアウトからモールを押し込み、最後はHO江良がサイドを突いて右中間にトライ。ゲームメイクが光ったSO(スタンドオフ)井上陽公(4年)がゴールを決めて19-0とした。
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