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ラグビー コラム 2023年1月16日

【ハイライト動画あり】東京サンゴリアスが真価発揮!コベルコ神戸スティーラーズは攻撃に精彩欠く。

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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連携面、規律面に苦しむ相手を尻目に、サンゴリアスはミスなくハイテンポな攻撃。

後半35分には、CTB中野将伍が駆け引きの得意なFB松島幸太朗へ早めのロングパスを通すと、最後はデビュー戦だったルーキーの河瀬諒介がフォローからフィニッシュ。デビュー戦、ファーストタッチでトライを決めた。

ラインアウトからのモールに懸けるスティーラーズは、最後に一矢報いた。

相手の反則(オフフィート)から敵陣に入り、九州共立大学出身のPR高尾時流がモール最後尾からショートサイドに突進し、フィニッシュ。

この日最初のトライを奪った直後、80分を知らせるホーンが鳴った。

スティーラーズは積極的にラインアウトを選んでいたが、サンゴリアスの巧みなディフェンスもあり5回失敗。一方のサンゴリアスは11回のラインアウト全てを成功させた。

最終スコアは39-19。危なげなく3勝目を挙げたサンゴリアスは3位をキープ。一方でスティーラーズは4位から7位に転落した。

「最初の2、30分にはチャンスはあったと思います」とスティーラーズのホルテンHC。「そこの部分で自分たちが仕留め切ることができず、その後、自分たちが殻に閉じこもるような結果になってしまったと思います」

果敢なファイトを見せたゲームキャプテンのFLマルセル・クッツェーも、同様の思いを抱いていた。

「最初の20分、良いプレーができていました。しかし相手の22mラインに入った時にパスミスがあったり、ターンオーバーだったり、仕留め切ることができませんでした。自分たちが完遂できなかったことが、この結果につながったと思います」

開幕戦でクボタスピアーズ船橋・東京ベイにショッキングな敗戦(18-31)を喫したものの、その後3連勝と真価を発揮してきたサンゴリアス。

指揮1年目の田中監督は、チームと選手の成長を喜んだ。

「(スティーラーズは)フィジカルが本当に強くてアタッキングマインドのチーム。フィジカルの部分で絶対に引かないことにフォーカスしてきましたが、その準備を出せたことがすべてだったのかなと思います」

「またチームがレベルアップした、成長した、と感じました。まだまだリーグは続きますので、一戦一戦レベルアップしていきたいなと思います」

サンゴリアスの次戦は1月22日(日)、開幕4連敗中の花園近鉄ライナーズが相手となる。

2敗目を喫したスティーラーズは1月21日(土)、3勝1分けで2位につける強敵スピアーズと激突。舞台は敵地・江戸川区陸上競技場(東京)だ。

文:多羅 正崇
多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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