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ラグビー コラム 2022年11月21日

100周年の「早慶戦」!4勝1敗同士の早稲田大×慶應義塾大が激突!関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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慶應義塾大学スターティングメンバー

慶大はその明大戦から先発15人中3人変更している。

3人全員が神奈川・桐蔭学園出身で、フランカーにタックルマンの樋口豪(3年)が戻り、センターに中村大地(4年)、高校日本代表候補のルーキーWTB今野椋平がリザーブから上がってきた。

フォワードは8人中6人の4年生が牽引する。ジャッカルも得意なFL今野勇久主将、突進力あるNO8高(中が目)武俊輔、193cmのLOアイザイア・マプスア。

そしてフロントファイブ(FW前5人)では、PR松岡勇樹、PR鈴木悠太、LO栗田大次郎という慶應義塾高卒の最上級生3人が、学生最後の早慶戦に臨む。

ハーフ団はスピードのあるSH小城大和(2年)と、スキルに欠点の見当たらないSO中楠一期(4年)のコンビ。

バックスはさらにWTB佐々木隼(4年)、CTB永山淳(3年)、そしてFB山田響(3年)と世代を代表する才能が並ぶ。またリザーブでは迫力満点の8番、福澤慎太郎が9月の立教大戦以来のメンバー入りを果たし、出場に備える。

早稲田大学スターティングメンバー

一方の早大は、帝京大戦での敗戦から立ち直り、永遠のライバルである明大との“国立決戦”(12月4日/対抗戦最終戦)へ向けて経験、自信を上積みしたいところだろう。

帝京大戦では後半30分以降に3トライを奪われたが、随所に献身的なディフェンスも見せた。その帝京大戦から、先発は3人変更となっている。

ルーキーのFL栗田文介がリザーブから先発を飾り、前回は今季初先発だった小西泰聖(4年)がリザーブとなり、足技でのトライアシストもあったSH宮尾昌典(2年)が先発復帰。3人目はセンターで起用されてきた好キャリアーのWTB松下怜央(4年)だ。

徹底強化しているスクラムは、不動のフロントロー(PR井元正大、HO佐藤健次、PR亀山昇太郎)が最前列で引っ張る。前回のフランカーから村田陣悟(3年)は経験豊富な8番に入り、ナンバーエイトだった相良昌彦主将は7番になった。

司令塔は前戦に続いて、東海大大阪仰星出身のルーキー野中健吾が務め、CTB吉村紘(4年)は12番でプレーメイクする。エリア獲りで存在感を放つFB小泉怜史(4年)のキック精度は要注目だ。

両軍はバックスに大学屈指のスピードランナーが揃っており、展開時の勝負は見どころ。好キッカーもおりエリア合戦の行方も注目したい。早大は帝京大にプレッシャーを受けたスクラムで、もう一度プライドを示したい。

1年前の11月23日では、早大に軍配が上がった。ただ慶大は前半の30点ビハインド(5-35)から猛追し、結果的に7点差(33-40)まで追い上げてみせた。

伝統の一戦はしばしば予想外の展開が巻き起こる。100周年の早慶戦でも、見えざる伝統の力は立ち現れるか。水曜日の祝日は、秩父宮のピッチから目が離せない。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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