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ラグビー コラム 2022年10月3日

【ハイライト動画あり】後半48分の逆転サヨナラ!「劇的」決着の東洋大×大東文化大!関東大学リーグ戦

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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勝敗は劇的な「逆転サヨナラPG」(ペナルティゴール)で決まった。

29季ぶりの1部昇格ながら開幕2連勝の東洋大学と、2連敗を喫している大東文化大学

10月2日(日)に埼玉・セナリオハウスフィールド三郷で行われた関東大学リーグ戦の注目カードは、後半48分までドラマチックな展開が続いた。

絶対に負けられない――。昨季リーグ戦3位ながら今季白星がない大東大は必勝態勢。

しかし伝統のモスグリーン軍団はこの日、不測の事態に見舞われた。

前半8分に攻守のキーマンの一人であるNO8リサラ・フィナウが負傷退場。さらに両共同主将(FL吉瀬航汰、FB青木拓己)も前半に途中交代となるハプニングに見舞われた。

しかし前半は大東大が21-0とリードした。

まず大東大には局面を打開できる大駒がいた。LOサイモニ・ヴニランギだ。

フィジー出身の4年生は開始17分、交代したフィナウに代わってナンバーエイトの位置に入ると、スクラムから単独キャリー。相手BKを次々に蹴散らして先制のグラウンディング。ゴール成功で7点を先取した。

22歳のヴニランギは躍動した。

相手2本目のラインアウトでは196センチの体躯、リーチを活かして競り合い、ミスを誘った。

また、チームが前半25分に2種類のキック(ハイパント、クロスキック)を組み合わせて2トライ目を奪った後は、ジャッカルで3トライ目の足場を築いた。

大東大はキーマンの負傷退場にも対応できる選手層があった。

前半30分の3本目のスコアラーは、負傷の青木拓己に代わって投入された二十歳の神田永遠だった。

ヴニランギのジャッカル、展開からのWTB伊藤和樹の突破、SO落和史の仕掛けとSH稲葉聖馬の鋭いパス――。最後は神田がトライで締めくくり、大東大が3連続トライで21-0。リードを広げた。

一方の東洋大は前半、キックの処理に苦しんだ。ラインアウトも前半やや精彩を欠いていたが、スクラムは堅調。

前半35分頃にはスクラムでこの日初の強制ペナルティを奪取。PR山口泰雅、HO谷名樹、PR石川槙人のフロントローに加えてバックファイブ(後列5人)の加勢も強烈だった。

ただ東洋大は前半終了前、立て直したラインアウトからモール勝負をかけるが、ここはオブストラクションで得点ならず。勝負所でスコアできず、前半を無失点で折り返した。

しかし東洋大は後半に猛追する。

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