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ラグビー コラム 2022年5月6日

急転直下「プレーオフ進出決定」の東芝ブレイブルーパス東京。迎え撃つ「今季ラストゲーム」の静岡ブルーレヴズ

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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リーグワン初年度、静岡県をホストエリア自治体とした“プロラグビーチーム”を高らかに宣言したブルーレヴズ。

ここまで5勝10敗(実戦4勝6敗)とし、今季最終戦を前身のヤマハ発動機ジュビロ時代から慣れ親しんだヤマハスタジアムで迎える。

PO進出も入替戦もない8位だが、ファンに勝利を届け、今季を有終の美で締めくくりたい。

8日はゴールデンウィーク最終日。ホストを務めるブルーレヴズは子どもが楽しめる「キッズパーク」を開催。パトカーや建設車両等の「はたらくくるま」、乗り物体験ができるミニ新幹線等が登場する。

先週のブルーレヴズは、3点差(15-18)でヴェルブリッツに逆転負けを喫した。今季3度目の「7点差以内の敗戦」だった。

ブルーレヴズの堀川隆延監督は「確かなチームの成長の手応えは間違いなくあります」としながらも「後半に逆転される試合が数試合続いており、そこに対していろいろな工夫を入れたりしています。しかしやはり80分通したゲームコントロールというところが足りない部分」と課題を語った。

静岡ブルーレヴス スターティングメンバー

80分間の勝負で上回りたいブルーレヴズは、先週から先発2名を変更。先週メンバー外だったLOマリー・ダグラスとWTBキーガン・ファリアがスタメンに入る。

フロントローは変わらず25歳のPR河田和大と、ベテランのHO日野剛志とPR伊藤平一郎。

バックローは充実の3人。

ジャッカル名手として頭角を現したFL庄司拓馬、ロックもできる多機能なFL舟橋諒将。そしてターンオーバー数がリーグ全体トップの7回を誇るNO8クワッガ・スミスだ。

注目はやはりFW戦だろう。

ブルーレヴズは突破確率の高いアタックなどの他、ヤマハ発動機時代からFWを中心としたセットプレー(スクラムやラインアウト等)が強みのひとつ。

対するブレイブルーパスも、先週のサンゴリアス戦で力を発揮した強力FWが大きな武器。FW戦の優劣がスコアに直結する可能性は高い。

両チームのブレイクダウン&セットプレーの比較

両チームの「ブレイクダウン&セットプレー」を比較してみると、ラインアウト成功率ではブルーレヴズが84.35%で上回っている。

先発するHO日野はかつて「ヤマハスタジアムは場所によって風の吹き方が違う」と語ったことがある。地の利を活かし、セットプレーの安定に繋げたい。

そしてスクラム勝率では、こちらもブルーレヴズが80%で優勢。スクラムからのトライはブルーレヴズの十八番だ。ブレイブルーパスも強力スクラムが武器であり、熱いバトルが期待される。

プレーオフへ弾みをつけたいブレイブルーパス。リーグ初年度の最終戦を白星で飾りたいブルーレヴズ。注目のキックオフは日曜日の14時30分だ。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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