人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2022年5月6日

大学ラグビー春の陣で戦力充実の実力者が激突。関東大学春季交流大会、明治大学-大東文化大学戦プレビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
  • Line

リサラ・キシナ・フィナウ(大東文化大学)

対する大東文化大学も、リーグ戦3位で3大会ぶりの大学選手権出場を果たした昨季を上回る潜在力を秘めたチームだ。FWでは前主将の酒木凜平(現コベルコ神戸スティーラーズ)らフロントロー3人が抜けた穴は大きいが、バックファイブには猛タックラーのFL吉瀬航太共同キャプテンをはじめ、前年からのレギュラー経験者が並ぶ。LO/NO8サイモニ・ヴニランギやNO8リサラ・キシナ・フィナウら留学生たちの強烈な突破力も、相手にとって大きな脅威だろう。

さらにBKは共同キャプテンの万能BK青木拓己や副将のSO落和史、CTB戸野部謙ら下級生時から主軸を務めてきた実力者が最終学年を迎え、近年随一の陣容を誇る。SH稲葉聖馬やCTBハニテリ・フィラトア・ヴァイレアらと構成するラインは、全国でも有数といえる顔ぶれだ。試合ごとのパフォーマンスの波が大きかった昨季の課題が修正されれば、一気に飛躍を遂げそうなポテンシャルを感じさせる。

出場予定の先発メンバーを見ると、明治大学は前週の早稲田大学戦から15人全員を入れ替えた。FW第一列は中山律希、紀伊遼平、1年生の富田陸の3人で、LOはともに190センチオーバーの田島貫太郎、武内慎のコンビ。バックローは松本光貴、福田大晟の両FLにNO8脇野倫太朗という組み合わせだ。SHにはゲームキャプテンの丸尾祐資が入り、SO池戸将太郎とHB団を組む。TB陣は11番に秋濱悠太、12番に吉田輝雅、13番に石塚勝己、14番に杉本大雅という並びで、最後尾にはアタック能力に優れたFB金昂平が控える。

一方の大東文化大学は、PR松山青、HO塩田海輝、PR河村樹来の新生フロントローがスクラムの最前線に立つ。LOは塩見成梧、佐々木柚樹という昨季からのペア。両FLには吉瀬航太、手島壮汰のタックラーが並び、サイモニ・ヴニランギが8番を背負う。BKはSH稲葉聖馬、SO落和史という経験豊富なHBが試合を組み立て、戸野部謙、ハニテリ・フィラトア・ヴァイレアの両CTBがミッドフィールドを引き締める。バックスリーは11番小田嶋生吹、14番松田武蔵、15番にゲームキャプテンの青木拓己という布陣だ。

どちらもアタッキングマインドの強いチームだけに、序盤からアグレッシブに仕掛け合う展開が予想されるこの試合。2022シーズンの大学ラグビーを沸かせそうな逸材たちがどんな輝きを放つのか、楽しみだ。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ