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この後は慶應義塾大学が32分、ゴール前のチャンスからモールを形成し、HO中山大暉(2年)が抑えてトライ。36分には法政大学が、モールからHO井口龍太郎(4年)がトライ。しかしロスタイム、再び慶應義塾大学がモールからHO中山が抑えてトライを挙げ、前半は法政大学が19-17と2点リードして折り返した。
後半、雨が降り続く中、互いにキックで陣地を取り合うものの、アタックで相手のプレッシャーによりノックオンが出てしまうという状況が続く。14分、法政大学は相手陣に攻め込むものの、トライを挙げることはできなかったが、FB石岡がPGを決めて22-17とリードを5点に広げた。
法政大学は後半16分、22分とFL宮下晃毅(1年、報徳学園出身)、SH小山田裕悟(1年、桐蔭学園出身)ら7人のフレッシュレッグスを投入してテンポアップを狙うも、相手のプレッシャーの前になかなかチャンスをつかむことができず、慶應義塾大学が相手陣のプレー時間が増えていく。
そして迎えた36分、慶應義塾大学は相手陣深くでモールを形成し、最後はBK(バックス)の選手も加わって押し切り、FL高武俊輔(4年)が抑えて同点。SO永山のゴールも決まって24-22と逆転に成功する。
ロスタイムになっても黒黄軍団は攻める姿勢を貫いたが、そのまま24-22でノーサイドを迎え、慶應義塾大学が逆転勝利を収めた。
法政大学の監督に再任されて3年目の新宮監督は「ディフェンスで昨季と違ったシステムをやっていて、オフサイド(の反則)が多かったので修正したい。セットプレーで先発したFW(フォワード)第1列は良かったが、交替で出場した3人が少し食い込まれることがあったので、そこを強化していきたい」と先を見据えた。
共同キャプテンのFL吉永は「前半は勢いが良く、自分たちのラグビーができたが、後半になるにつれて勢いがなくなって逆転された。前半の勢いを後半に持って行けるようにしていきたい。(5月8日の次戦は筑波大学戦だが)身体は小さいが、チャレンジャーとして泥臭いラグビーをしていきたい」と反省しつつ、前を向いた。
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