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ラグビー コラム 2021年9月8日

日本代表SH齋藤直人が語る 大学ラグビーの見どころ&期待感

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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――他の大学で注目している選手はいますか。
「帝京大キャプテンのフロントロー細木康太郎(4年)は注目しています。横浜ラグビースクール、桐蔭学園高校の後輩なんです。チームとして注目は東海大ですかね。春に負けていますよね。東海大は上位に来るのではないかと思っています」

――横浜ラグビースクールの後輩のSO武藤ゆらぎ(2年)選手がいますね。
「そうなんです。武藤と、丸山凛太朗という2人の10番がいることで、ボールの動かし方は面白くなるんじゃないかと思います。東海大伝統の強力FWも健在でしょう。もちろん、帝京大も強いと思います。桐蔭学園からFL青木恵斗(1年)も入っていますし、留学生もいて、自分が1年生のときに負けたチームのようなフィジカルを前面に押し出した戦いができるのではないかと思います」

――齋藤選手の場合、横浜ラグビースクールや桐蔭学園の後輩もたくさんいるから、どこの大学が勝っても嬉しいのではないですか。
「もちろん、早稲田に勝ってほしいですけど、かかわりのある選手が出ているのは楽しみですよね。どこが勝っても楽しみなシーズンになると思います」

――J SPORTSでは大学ラグビー以外に全国高校大会も放送します。どんな思い出がありますか。
「僕は高校1年生と3年生で出場して2回とも準優勝でした。ベスト8の試合はお客さんもたくさん入って、楽しかったですね。ただ、2回とも相手が天理で完全アウェイでした(笑)。高校3年生のときは、準決勝以降、試合間隔を空けた年で3週間くらい大阪にいました。高校生で3週間の遠征は経験がなかったので、帰ってすごい疲れを感じましたね。でも、優勝したかったです」

――その後、桐蔭学園は連覇しました。齋藤選手達がその礎を築いたわけですね。
「はい、そう言ってほしいです(笑)」

――高校ラグビーならではの面白さはありますか。
「大学、社会人に比べるとシステムで動いていないので、一人一人の本能的なプレーがより多く出ると思います。これから楽しみな選手を見つけるのも楽しいですよね」

日本代表の新戦力としても期待される齋藤は、何度も「競争がある時こそ伸びる」と話した。サントリーではラグビーワールドカップ2019の日本代表SH流大とレギュラーポジションを争い、成長中。今年の6月にはブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ、アイルランド代表という世界のトップチームと戦い、持ち前のスピードを生かして好サポートからトライを奪っている。横浜ラグビースクール時代から常にトップを目指して走り続けてきたからこそ今がある。各カテゴリーの優勝争いは見どころがいっぱいだが、伸び盛りの若い選手たちの奮闘も楽しみながら観戦したい。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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