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ラグビー コラム 2021年6月21日

ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ、オールブラックスに1勝1敗1分。2017年ニュージーランドツアーを振り返る

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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試合はオールブラックスのSOバレットと、ライオンズのCTBファレルがPGで得点し3-3となった24分、CTBソニー ビル・ウィリアムズがライオンズのWTBアンソニー・ワトソンにショルダーチャージし、一発退場。ニュージーランド代表として50年ぶりのレッドカードとなり、14人での戦いを余儀なくされた。

それでも、9-9で前半を終えると、後半に入ってもオールブラックスが手堅くPGで得点を積み重ね、18-9とリードを広げた。だが、数的有利のライオンズは、後半19分にNO8タウルペ・ファレタウ(ウェールズ)、28分にSHコナー・マレー(アイルランド)のトライで21-21とし、37分にCTBファレルの決勝PGで、24-21と勝利した。

MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)にはライオンズのFLオブライエンが選出された。ライオンズにとって1993年以来となる対オールブラックスの2勝目となった。

1勝1敗で迎えた第3戦は、7月8日にオークランドのイーデンパークでの再選だった。連敗はさけたいオールブラックス、キャプテンのNO8リードの100キャップという節目の試合となった。

前半はオールブラックスがCTBンガニ・ラウマペとFBジョーディ・バレットのトライで12-6とリードした。

後半、ライオンズはCTBファレルとWTBエリオット・デーリー(イングランド)がPGを返していく。残り20分まではSOバレットのPGで15-12とオールブラックスがリードしていたが、37分にCTBファレルが長い距離のPGを決めて、15-15の引き分けとなった。

ライオンズがオールブラックスと通算成績で引き分けたのは、ツアー129年の歴史で初めてのことで、通算成績の引き分け自体も1955年の南アフリカツアー以来のことだった。

ツアー最優秀選手にはテストマッチ3試合にフル出場したCTBジョナサン・デーヴィス(ウェールズ)が選出された。

このオールブラックスとのテストマッチで、ライオンズの選手たちは2019年ワールドカップに向けて大きな手応えを掴んだことは間違いない。実際、準決勝でイングランド代表はオールブラックスに土をつけた。

今年の南アフリカツアーでも、ライオンズは世界王者スプリングボクスに勝ち越して、2023年ワールドカップに向けて、自信をつけることができるだろうか。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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