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2季ぶり開催の関東大学春季大会は5月30日(日)、埼玉・セナリオハウスフィールド三郷で、Bグループで1敗同士の筑波大(昨季対抗戦5位)と大東大(昨季リーグ戦6位)の一戦を無観客で開催する。
今年の春季大会Bグループは昨季対抗戦A、リーグ戦1部の4~6位が参加。コロナ禍における貴重な実戦機会であり、大会運営に携わるすべての関係者にあらためて感謝したい。
大東大は、1988年度の主将として大学日本一を経験した日下唯志監督が3季目を迎え、キャプテンに奈良・御所実業出身のHO/PR酒木凜平、副キャプテンに山形中央高卒のSH東海林拓実を据えた。
大会初戦の帝京大学戦は7-57で敗戦。セットピース(スクラム、ラインアウト)で圧力を受けて劣勢に立たされた。
しかし後半14分には自陣ゴール前のピンチから、攻守交代が起こって反撃。
スクラムハーフもできるWTB松田武蔵の突破を足場として、SH東海林が好判断から抜け出し、WTB鎌田進太郎がフィニッシュ。約1分半のディフェンスから30秒の攻撃でインゴールを奪う、攻守一体の鮮やかなトライだった。
大東大は終盤ディフェンスで奮闘したが、フッカーで先発した酒木キャプテンは試合後「今日出た課題を次に繋げたい」と反省。筑波大戦では、課題となったセットプレー、接点での攻防が見どころになりそうだ。
一方、嶋崎達也監督率いる筑波大は、FB松永貫汰キャプテン、高田風吾副キャプテンの体制。こちらも大会初戦では敗戦を喫した。
大会初戦となった2週間前の法政大学戦は12-34で敗戦。
しかしハンドリングエラーなど連携ミスにより前半こそ0-20で折り返したが、後半は早速立て直し、見違えるようなディフェンス、連携も見せた。
後半のスコアだけを見れば12-14であり、むしろ修正力、潜在力を示してみせた。
本格的な試合は初めてだったという嶋崎監督は試合後「いまの立ち位置を浮き彫りにさせてくれるようなゲームで逆に良かった」と語っており、ここ2週間の積み重ねが注目される。
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