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ラグビー コラム 2021年2月22日

多士済々のサントリーが大勝スタート。三菱重工相模原を下す。トップリーグ2021開幕節

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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サントリーは後半16分、WTB中野と大学同期である元早大主将、齋藤直人が流にかわって途中出場を果たした。

見せ場をつくりたい三菱重工相模原だが、攻撃陣形を作れずスクラムハーフが判断を迷う場面も見られた。

ここでも手を緩めないサントリーは、途中出場の小澤直輝のジャッカル成功でカウンターを開始し、WTBリーがさらに後半19分に4トライ目。同32分にもFB尾崎のアシストからWTBリーが決め、なんと個人5トライの決定力を披露した。

後半36分にはアシストに徹してきたFB尾崎が、献身的な守備からインターセプト。終盤に約70メートル以上を走りきるスタミナ、スピードで独走トライ。

最終スコアは75-7となり、サントリーが爆勝スタート。サントリーのヘイグHCは「6か月間しっかり準備し、良い結果が出せた。70点以上取れ、良いディフェンスもあった」と及第点の様子だった。

そして注目のサントリーのSOバレット。試合後には「やっと開幕戦を迎えられました。サントリーのためにチームメイトのために戦えたことが感慨深い。ファンの皆さんの前でプレーできたことに喜びを感じている」と紳士的なコメントを残した。

大敗からのスタートとなった三菱重工相模原だが、次戦は今季初勝利を懸けて、福岡へ遠征して宗像サニックスと激突する。一方のサントリーは連勝をめざし、1敗のHondaと三重・鈴鹿で対戦する。

トップリーグ開幕へ尽力した関係者、ラグビーを待っていたファン、そして選手・スタッフ――ラグビーを愛するすべての人で創り上げていく「最後のトップリーグ」。熱い闘いは始まったばかりだ。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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