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その上でセカンドステージがなくなり、トップリーグ16チームとトップチャレンジチーム上位4チームの計20チームによるトーナメントで、優勝チームを争うAプランが検討されているという。
いずれにせよ、各チームともにかなり気を遣って感染対策などしてきたが、それでも陽性者が出てしまったという事実もある。太田チェアマンは「各チームにヒアリングして、健康管理、行動記録などのガイドラインをより厳格化するかどうかを含めて、チームのみなさんと決めていきたい」と話した。
リーグ成立を目指すと岩渕専務理事
また、岩渕専務理事は「現状、今行っているガイドラインを厳格化して、とにかく、チーム、選手がリーグ成立させたい思いを持っている」と語気を強めた。
来年から新リーグが始まり、今季は最後のトップリーグである。岩渕、太田両氏からは何としても「最後のトップリーグを成立させたい」という強い思いが伝わってくる。トップリーグの新たな開幕日、そして新たなリーグのフォーマットは決まり次第、発表される。
文:斉藤健仁
◆開幕延期決定の背景(岩渕専務理事)
・リーグを成立されることを最優先に開幕延期を決定
・サントリー,トヨタ自動車,キヤノンに加えて、新たに3チーム(NEC,神戸製鋼,東芝)から陽性者確認で、計5試合の中止が確定
・1月14日現在、6チーム62名陽性者確認・陽性者ゼロを目指しつつ、陽性者ゼロでなくとも2月開幕を目指す
・陽性者なしチームでどういった対策が有効なのかを確認しつつ、対応策を全チームで共有、ガイドライン厳格化
・新リーグの審査については、チームと確認を取りながら準備を進めていく方向は変わらない
◆今後の運営(太田チェアマン)
・再検査の選手がおり、濃厚接触者の確定が時間かかり、グレーのままでは試合開催が困難
・開幕前のタイミングであるため、新たなフォーマット・パターンAをベースに最終調整
・2月の上旬から中旬の開幕を目指す
・再開時の観客入れは政府の方針に従う(50%もしくは5,000人の少ない方)
・2月中旬開幕目途の決定の根拠は選手の復帰期間での決定(政府の自粛要請明けとは関係ない)
・Aプランで総当たり・トーナメントを5月23日決勝で調整
・16チーム(トップチャレンジリーグ含め25チーム)でのバブル(隔離エリア)で開催することは現時点ではない
・開幕節、国立での開催は厳しい
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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