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ロスタイムは15分を超え、18分に達した
23分、東福岡は相手の反則により、左中間からPGのチャンスを得るが、負傷交替していたキッカーのFB坂本に替わって蹴ったCTB平が外してしまい、21-21のままロスタイムに突入する。
東福岡に再び、PGのチャンスもあったが、ファーストキッカーが負傷していたためスクラムを選択。近場を攻めるものの、東海大大阪仰星のFW陣も踏ん張ってトライを許さない。
その後、東福岡がインゴールにキックを蹴って、トライと思われたが、その前に東海大大阪仰星の選手を倒していたという判定でノートライ。結局、ロスタイムは45分を超え、最後は東海大大阪仰星もチャンスも来たが、48分を過ぎたところでノックオン。そのまま21-21でノーサイドを迎えた
勝負は引き分けだったが、抽選の結果、東福岡のLO永住健琉(3年)が「次回出場権あり」を引いて、東福岡が準決勝に進出を決めた。
東海大大阪仰星の近藤翔耶主将
東海大大阪仰星のSO近藤主将は、試合終了したのが48分05秒だったことについて聞かれると「東福岡というスペシャルな、特別な相手なので、もっとやりたいと思いました。今までで一番長い後半だった」。
「敵と味方ではなく、30人で試合しているというか、トライ取られるとか勝敗もありますが、一体感というか、プレー中にノーサイドが先に来ていた気がします」と振り返った。
東福岡の藤田雄一郎監督は「仰星さんのFWとうちのFWが本当に気持ちいいくらいやり合って、48分。48分なんて見たことないです。100回大会で、仰星と熱いゲームができ、(準決勝で)抽選で行かせてもらうのは、清々しいというか、準々決勝で仰星と当たれて良かったな、高校ラグビーっていいなと思います」と振り返った。
そして、東海大大阪仰星の近藤主将のコメントを伝えると、藤田監督も「僕もそうだと思います。(お互いが)ノーサイドをしたくないというか、仰星と東福岡の友好関係というか、両校(の選手ともに)終わりたくないやろうなと」。
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