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2試合目は連覇がかかるシード校の桐蔭学園(神奈川)と、同じくシード校の御所実業(奈良)の対戦という、昨年度の決勝と同じカードとなった。
継続ラグビーだけでなく、例年よりFWに強みを持つ桐蔭学園は前半8分、LO小椋健介(2年)がラックサイドを突いて先制する。さらに11分、モールを押し込んでFL(フランカー)粟飯原謙(3年)が押さえてトライ。
桐蔭学園1年生のFB矢崎由高のトライ
桐蔭学園は攻撃の手を緩めず、23分にはモールを起点にHO中山大暉(3年)が、25分にはキックカウンターから主将NO8佐藤健次(3年)が抜けだし、フォローした1年生のFB矢崎由高が走りきってトライ。26-0と大きくリードする。
桐蔭学園HO中山大暉が飛び込んでトライ
御所実業も前半終了間際、ボールを大きく動かし、最後はLO平井半次郎(4年)がトライを挙げ、7-26として前半を折り返した。ただ、後半も桐蔭学園のペースは変わらず、HO中山、FB矢崎らが計4トライを重ねて、桐蔭学園が50-7で快勝した。
桐蔭学園の藤原秀之監督は攻撃面に関して「だんだん良くなってきている」と話しつつも、「(花園の)準々決勝や準決勝ではこういう(点差になる)こともある」と接戦を勝ち上がってきたライバル校をおもんばかった。
監督は続ける予定だが、今年度で定年のため教員として最後の花園を迎えた御所実業の竹田寛行監督は「シード校の責任で、強い相手と対戦して最後までやりきった。教師生活最後なので『みんなよく頑張ったね』『これからの人生の方が長いから』と言ってあげたい」と話して、花園を去った。
3試合目はシード校の京都成章(京都)に、10回目の挑戦で初めてベスト8に進出した中部大春日丘(愛知第1)が挑んだが、地力で勝る京都成章が攻撃でペースをつかむ。
前半7分、ラックからSH(スクラムハーフ)宮尾昌典(3年)のパスを受けたFWリーダーのLO本橋拓馬(3年)がトライを挙げて先制。さらに16分、再びSH宮尾のパスからCTB(センター)松澤駿平(3年)が抜けだし14-0とリードする。
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