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トリプルタックルを見せる京都成章
その後は中部大春日丘もFW(フォワード)、BK(バックス)一体となったアタックで攻めに転じるが、「ピラニアタックル」と称される京都成章のディフェンスを破ることができず、14-0と京都成章のリードで前半を折り返した。
後半3分、中部大春日丘がSO(スタンドオフ)堀日向太(3年)のPG(ペナルティゴール)で3-14とした。その後はお互いに攻め込むが、ゴールラインを割ることができずノーサイド。京都成章が6大会ぶり4度目のベスト4進出を決めた。
「姫野2世」と呼ばれた中部大春日丘1年LO物部耀大朗
中部大春日丘の主将NO8福田大晟(3年)は「自分たちがやってきたラグビーで、気持ちでぶつかった。最後まで自分たちの展開ラグビーを貫けたので後悔はないです。後輩たちにはベスト8の壁を破ってベスト4に行ってほしい」と気丈に話した。
4試合目は近畿大会王者の東海大大阪仰星(大阪第1)と九州大会王者の東福岡(福岡第1)と、それぞれ優勝5回と6回を誇るシード校の優勝候補同士が激突した。花園の対戦成績でも、東海大大阪仰星の5勝4敗と拮抗している。
先手を取ったのは地元の東海大大阪仰星だった。自陣でボールを継続し、最後はNO8倉橋歓太(3年)が抜け出してトライを挙げ7-0。その後、東福岡もディフェンスで粘りを見せて失点を許さず、後半29分には相手陣奥まで攻め込み、FWで粘った後、最後はCTB平翔太(2年)が抜け出して7-7の同点で折り返した。
トライを取り切った東福岡CTB平翔太
後半、先手を取ったのは東福岡だった。スクラムから右に展開し、内に切れ込んできたWTB(ウィング)川端航聖(3年)が中央にトライ。さらに7分、相手のキックオフからカウンターを仕掛けて左サイドライン際を「ボールを持ったら速い」というPR(プロップ)本田啓(3年)が抜けだし、最後はフォローしたFB坂本公平(3年)が飛び込んで21-7とリードした。
トライをあげた東海大大阪仰星WTB大畑亮太
しかし、「14点差だったので3本取ろうと思っていた」(主将SO近藤翔耶)という東海大大阪仰星が反撃する。自陣で相手ボールをターンオーバーし、すぐに左サイドに展開し、WTB大畑亮太(3年)が走りきってトライ。さらに21分、ゴール前でFWにこだわり、PR前川直哉(3年)が中央に押さえて、21-21の同点に追いつく。
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