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ラグビー コラム 2020年4月2日

マイケル・ストーバーグ、サンウルブズで輝きを見せた「トンプソン ルーク2世」はラグビー日本代表の秘密兵器?

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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近鉄では日本代表としてワールドカップに4度出場した同じポジションのトンプソン ルークに「アドバイスは受けています」と語るように、国際経験豊富なベテランと一緒にプレーしてLOとして大きく進化を遂げた。

今シーズンは近鉄ではゲームキャプテンを務めるなどトップチャレンジ優勝にも大きく貢献した。

母国やニュージーランドでスーパーラグビー選手としてプレーすることはかなわなかったが、今年はサンウルブズに誘われ、1月19日のトップチャレンジの最終戦が終わってすぐに合宿に合流した。

「大変だけど大きなチャンスです」と気合いを入れて1月25日のプレマッチにも出場し、コーチ陣の信頼を得た。そして、2月1日の開幕のレベルズ戦で念願のスーパーラグビーデビューを飾り、サンウルブズの中軸として大きな存在感を見せた。

「日本食は何でも好きです。特にとんかつが好きで週2回は食べています」というLOストーバーグは日本でプレーして5シーズン目となるため、3年居住の条件をクリアして日本代表になれる可能性は多いにあろう。

ただ、日本のシーズンが終わるとオーストラリアの大学に通っていたこともあり、代表資格の条件が厳格化している昨今、桜のジャージーに袖を通してプレーするのは今年ではなく、もう少し時間がかかってしまうかもしれない…。

それでもストーバーグは「将来的には日本代表になりたい」と意気込んでいる。

また、プレースタイルやポジションから「トンプソン2世」と呼ばれることに関しては「光栄です。一緒にプレーできて励みになりました。今は近鉄、サンウルブズと目の前のことをやるだけです」と語気を強めた。

日々の練習、毎試合に全力を注ぐ姿勢が、今シーズンの活躍につながったことは明白である。

この1年、日本でチャンスを得て成長したストーバーグが大きな進化を遂げたシーズンとなったことは間違いない。それは2023年に再びワールドカップで決勝トーナメントを狙う日本代表にとっても朗報となるはずだ。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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