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写真:サントリーのヘイグHCと共同主将のSH流
一方、初采配で破れてしまったサントリーのヘイグHCは「望んでいた試合ではなかった。まだ14試合ある、自分たちはこの試合を過去に置いて、次に何をしないといけないかを(試合後の)ロッカーで話した」。
「65分間、14人でディフェンスし最終的に(勝点を)1ポイント得られたことは良かった。得にFWのタイトファイブ(前5人)が頑張った」。
「来週はNTTコミュニケーションズ戦です。ショートウィーク(準備の日数が少ない週)なので、レビューして、来週の試合の準備をしたい」と悔しそうな表情を見せるも先を見据えた。
また、共同キャプテンの1人SH流は悔しい表情を見せながらも「こんなに満員のスタジアムで、府中ダービーができたことすごく誇りに思いますし、関係者の皆さんに感謝します」。
「14人で大半を戦って1ポイントを獲得したことはすごく誇れる。この1点が取れたのはカジ(CTB梶村祐介)が相手のゴールキックにチャージにいったこと」。
「それがなかったら、この1点は獲得できなかった。そういうことができる選手がいる、チームだということを再認識し、サントリーというチームをすごく誇れるチームだと思いました」。
「ラグビーの内容はいろいろ改善すべきところがあります。もっとアタックする時間を増やさないと、サントリーの良さが出ないと思います。次に何ができるかが大事で今日の負けはしっかり受け止めて、次の試合でいいラグビーが見せられるようにいい準備をしたい」と前を向いた。
写真:サントリーFB松島
敗れたものの日本代表らいしいプレーを随所で見せたFB松島は「14人なってリズム崩してしまったが、14人で強いチームに対して7点差で終われたのでいい収穫だった」。
「(股の下を通すパスに関しては)とっさの判断で狙ったんですが、意外と上手くいった。日頃から練習しているわけではないです。負けている状態で、僕に来た選手がラストだったので、スローフォワードにならないように、とにかくつなごうという意識でやりました」と試合を振り返った。
ダービーとなった開幕戦に勝利し勢いに乗る東芝は1月18日(土)の第2節、大阪・東花園ラグビー場で昇格組のひとつ、NTTドコモレッドハリケーンズと対戦する。
開幕戦で敗北し、なんとして2節目で勝利したいサントリーは同日、秩父宮ラグビー場でNTTコミュニケーションズと相まみえる。
文/写真:斉藤健仁
ジャパンラグビー トップリーグ2020
東芝ブレイブルーパス vs. サントリーサンゴリアス
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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