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ラグビー コラム 2019年12月14日

約半世紀に渡り京都産業大学を率いた大西監督、最後の戦いへ。ラグビー全国大学選手権

ラグビーレポート by 京産大アスレチック
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写真:「落ち込んでいる時間はない」と前を向く大西監督

◆約半世紀に及ぶ大西監督のラストシーズン

京産大ラグビー部の歴史は1973年、大西健監督が就任したところから動き出した。当時、関西リーグ3部と弱小だったラグビー部を日本一厳しい練習で鍛え、関西の強豪に育て上げた。

47年間、京産大ラグビー部の監督を務め、元日本代表の田倉政憲、大畑大介、伊藤鐘史、田中史朗ら多数の名選手を指導した。

そんな大西監督は今年で勇退するため今季がラストシーズン。過去何度もあと一歩まで行きながら、未だに達成できていない大学日本一を成し遂げるために、今年も選手たちと過酷な練習を行ってきた。

今年キャプテンを務める伊藤鐘平(札幌山の手・4)は、元日本代表の兄の応援で幼少期から大西監督と関わってきた。「監督がいたから京産にきた。自分も最後だし大西監督も最後。絶対に日本一になりたいです」(伊藤)。

しかし、多くの期待を背負って出発した今シーズンは、試練の連続となった。6月の練習試合、日大戦で伊藤キャプテンが足首を負傷。キャプテン不在で迎えた公式戦では、昨年圧勝した関西学院大学に敗北。目標としていた関西優勝へ、厳しい戦いを強いられる。

追い込まれたチームは、宮崎達也(伏見工・4)らを中心に1週間でチームを立て直し、大阪体育大学戦に圧勝。

好調の近畿大にも勝利し、ラグビーワールドカップ中断期間に入った。中断期間には練習試合で慶應義塾大学に勝利。中断明けの後半戦では、摂南大学に逆転勝ち。ライバル同志社大学にも競り勝った。

崖っぷちからの4連勝で関西王者の望みを残していたが、立命館大学にダブルスコアで敗戦。天理大学にも惨敗し、最終的に全国出場ギリギリの関西4位でリーグ戦を終えた。

「今季は本当にいい勉強を沢山させてもらった。関西王者にはなれなかったが、大学チャンピオンへの道は残っていますから」(大西監督)。

そんな京産大は12月15日(日)午後2:00、全国大学選手権の初戦で関東大学リーグ戦2位の日本大学と、熊谷ラグビー場で対戦する。

日本大は従来、高校時代無名だった選手たちを徹底的に鍛え上げ、ヘラクレス軍団と恐れられてきた存在だった。

しかし、近年はグラウンドや寮などの環境が飛躍的に充実し、全国各地から有名選手や留学生が入学するようになった。

強化が実を結び、実に6大会ぶりの出場。流通経済大学、大東文化大学、法政大学など強豪を次々と撃破してきた。強みは何と言っても力強いFW(フォワード)だ。NO8(ナンバーエイト)のハラシリ・シオネの突進は脅威。LO(ロック)のテビタ・オトも力強いプレーが持ち味だ。

スクラムにも自信を持っている。「日本大のスクラムは強い。相手もうちと同じで、スクラムにプライドを持っていると思います」(宮崎)

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