大東文化大学、流通経済大学に1点差負け。次戦は秩父宮で法政大学戦。ラグビー関東大学リーグ戦

写真：この試合キッカーを務めた南

この試合スクラムでは優勢、直前にもスクラムでペナルティを獲得していた。一方キッカーを務めた南は、キックを3回とも成功させていた。

「PG（ペナルティゴール）を狙うつもりでいたが、スクラムも負けてはいなかった。FW（フォワード）もスクラムで行きたいということだった」と、南は振り返る。

しかし、勝負を仕掛けたスクラムは上手く噛み合わず。「相手の1、2番に付き合ってしまった」と、副主将でPR（プロップ）の藤井大喜（4年＝黒沢尻工業）。

最大のチャンスを生かし切れなかった大東大は、最後にはパスをインターセプトされ、外に蹴り出されてノーサイドとなった。

試合後に日下唯志監督は、「準備はしてきた。この結果は非常に悔しいが、残り2試合、大東らしいラグビーをしていきたい」と語った。

これで大東大は2勝3敗の勝ち点は11。今回の試合結果により、自力での選手権出場は困難となった。

同日に行われた、東海大学vs.法政大学の試合は東海大が勝利したため、大東大が暫定4位に浮上した。

3位の日本大学は、残り3試合を残して勝ち点は13。流通経済大が勝ち点17で2位、東海大学が勝ち点20で1位となっている（両校残り2試合ずつ）。

法政大とは勝ち点が並んでいるため、これまでのトライ数により大東大が4位に位置している。直接対決での勝敗が優先されるため、望みをつなぐ意味でも次戦は絶対に落とせない。

法政大戦へ向けてLO（ロック）の呉山聖道（3年＝大阪桐蔭）は、「チームとしてしっかりとやり切る。目標を持って試合に臨みたい」と意気込んだ。

文／写真：馬場修平（スポーツ大東）

◆関東大学リーグ戦順位　※3位までが大学選手権出場
1位　東海大学　勝ち点20（5勝0敗）
2位　流通経済　17（4勝1敗）
3位　日本大学　13（3勝1敗）
*****
4位　大東文化　11（2勝3敗）
5位　法政大学　11（2勝3敗）
6位　拓殖大学　 7（1勝3敗）
7位　専修大学　 7（1勝3敗）
8位　中央大学　 4（0勝4敗）

◆大東文化大学　関東大学リーグ戦日程
・11月16日（土）午前11:30　法政大学 vs. 大東文化大学　秩父宮
・11月30日（土）午後02:00　東海大学 vs. 大東文化大学　秩父宮