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迎えた筑波大戦、大学屈指の相手BKに展開を許し、5-12と逆転を許してしまう。
しかし「(トライを取られた後も)パニックになりませんでした。試合中にコミュニケーションを取って修正できました」(武井)。慶應戦後の密なミーティングはすぐに結果となって表れた。
続く成蹊大学戦でも序盤、キックオフボールの処理に苦戦。連携が合わず、ノックオンを連発する場面もあったが、前半中盤にはコミュニュケーションをより図ることで、課題を修正。
その後、勢いに乗った明治は、相手に付け入るスキを与えず、トライを連取。139得点を上げる好成績を残すことができた。
好調を見せる明治だが「チームの完成度は7割くらい」とリーダーの1人である山崎は話す。「4年生も最上級生として頑張っています。でも、まだまだ突き詰められる部分、伸びしろがあります」(山崎)。
9月20日~11月2日はワールドカップの中断期間に入る。次戦・青山学院大学戦までにいかに成長することができるか。この中断期間での強化がチームの今後を左右するのは間違いない。
田中澄憲監督はこの期間を「チームの層を厚くできる期間」と位置付けた。昨年度、明治が19年ぶりに優勝を遂げたジュニア選手権は今年度も通常通り実施される。
そのため、この期間でB、Cチームの底上げに着手することが可能だ。また、昨年度、大学選手権決勝を戦った天理大学や同志社大学との練習試合も予定されている。
強度の高い試合はワールドカップ期間でも続く。再び王座を見据える明治にとっては変則日程も何のその。まずは対抗戦の頂点へ向け着実に歩みを進める。
文:内山嶺/写真:清水康佑(明大スポーツ)
明大スポーツ新聞部
1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。
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