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ラグビー コラム 2018年11月26日

フィジーがフランスに歴史的初勝利!フランス×フィジー

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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一方のフランス代表はラインアウトモールに勝機を見出すが、序盤はハンドリングラーが続いてたびたび攻撃権を失った。

すると前半20分、敵陣ゴール前のラインアウトモールは崩されたが、CTBラドラドラが強烈に接点へ走り込み、防御をこじ開け先制トライ。

ラン能力にも長けたSOベン・ヴォラヴォラのコンバージョン成功で7点を奪った。

大声援を背にして負けられないフランスも前半24分、敵陣ラインアウトからモールを組んでトライ(ゴール成功)を返す。7-7

しかしフィジーも反撃。6分後、安定したスクラムから一次攻撃でライン突破。右スミのWTBトゥイソバが巧みにグラウンディング(ゴール失敗)。5点リード(12-7)とした。

この日のフランスは、セットプレーを含めたフォワード勝負で突破口を開こうと考えていたかもしれない。

しかしフィジーのディフェンスは鉄壁だった。時にはノックオンを誘う激しいタックル。防御ラインを後退させなかった。

フィジーはエリア外側のブレイクダウンで、ターンオーバーから一気にインゴールへ運んだ場面も。しかしここはビデオ判定の結果、オフサイドが認められノートライ。この日のフランスは、この幻のトライを含め、ビデオ判定で2度トライを免れた。

フランスは前半終了間際、相手ゴール前でスクラムトライを狙うが、フィジーFWが耐えきる。しかし最終的には前半44分にHOギレム・ギラド主将がモールから2トライ目。

2点リード(14-12)で後半を迎えたフランスだが、モール以外に効果的な攻撃が見当たらないほど、フィジーのディフェンスは強固。

逆にフィジーはSOヴォラヴォラが後半3分に逆転PGを決めると、後半17分にもショット成功で14-18とリードを広げる。

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