人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2024年1月10日

太田格之進、SF初優勝での涙に込められた“10年ぶりの想い”

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
  • Line

太田格之進(左)と村岡潔監督(右)。

三つ巴のチャンピオン争いで大盛り上がった2023全日本スーパーフォーミュラ選手権の第9戦鈴鹿。日本最速の座をかけ、スタートからゴールまで緊迫した戦いが繰り広げられた1戦は宮田莉朋(VANTELIN TEAM TIOM’S)の初タイトル獲得で幕を閉じた。

ただ、このレースでは“もう1人のヒーロー”も誕生していたことは、多くの方もご存知だろう。ルーキーイヤーの最終戦で初優勝を成し遂げ、鈴鹿大会ではチャンピオン争いのキーパーソンにもなっていた太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だ。

有言実行となった“最終戦で優勝”

スーパーフォーミュラ最終戦。

2022年にスーパーフォーミュラ・ライツでランキング2位を獲得し、翌2023年に国内トップフォーミュラにステップアップ。同時にSUPER GTのGT500クラス参戦も決まり、周囲からの注目度が一層高まるなか、思わぬ事態に見舞われる。太田は、3月初旬に鈴鹿サーキットで行われたSUPER GTのメーカーテスト中、130Rで大クラッシュを喫して負傷。その後に予定されていたスーパーフォーミュラのプレシーズン公式テストを休まざるをえなかった。

スーパーフォーミュラでは、この年からシーズン前のテストが鈴鹿での1回のみとなった。それにより太田は新しく導入されたSF23の車両を経験できないまま、開幕大会を迎えることに。さらに金曜日に予定されていたフリー走行も悪天候でキャンセルとなり、彼にとってSF23初走行が第1戦の公式予選という“ぶっつけ本番”というところからデビューシーズンが始まった。

やはり事前にテストに参加できていなかった影響は少なくなく、前半戦の太田は後方に沈んだ。波乱の展開となった開幕戦は予選17位、決勝15位で終えるも、第2戦富士・第3戦鈴鹿では予選Q1でトラックリミット(走路外走行)を取られ、決勝もポイント圏外でフィニッシュ。毎回レース後に行われる囲み取材「メディアミックスゾーン」では、いつも元気のない太田の姿があった。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ